こんにちは、
ともやんです。
今日の東京新聞社会面で、女性だけのプロオーケストラと題して、東京女子管弦楽団(以下女子管)を取り上げていました。
記事によるとこのオーケストラは、2022年6月に設立され、現在楽団員は、20~40代の約40人。公募には200名以上が応募し、読売日本交響楽団のコンサートマスターで、昭和音大教授の小森谷巧氏らがオーディションで選んだ、ということです。
昨年10月から少人数での室内楽コンサートを始め、12月にはフルオーケストラによる初めての定期公演を行いました。
オーケストラは男性中心か?
かれこれ35年ほど前、僕は新星日本交響楽団(以下新星日響)の年末に行われた第九コンサートの合唱団の一員としてサントリーホールと東京文化会館で歌ったことがあります。
僕の曖昧な記憶で申し訳ありませんが、確か1987年だったと思います。
サントリーホールが、前年の1986年に開館しているからです。
なお、新星日響は、その後2001年に東京フィルハーモニーと合併し無くなりました。そのニュースを聞いた時、彼女たちはどうしたんだろう、という思いでした。
というのも新星日響は、女性団員の割合の非常に高いオーケストラだったからです。
公演直前のリハーサルで初めてオケを合わせた時、女性の比率の高いのに驚きました。僕の見た感じでは半分以上が女性だと思いました。
コントラバス奏者も女性で、それまでオケは男性中心と思っていましたが、関係ないんだなと感じたものです。
ちなみに当時は世界的にもジェンダーフリーに認識が低い時期で、ウィーンフィルは男性だけでしかもウィーンの出身でないといけないと言われていたし、カラヤンがベルリン・フィルに女性のクラリネット奏者を入れようとしてオケと対立までした時代でした。
そんななか新星日響は、非常に進歩的だったのでした。
ただこれも考えようで、プロのオケで活動したいと考える女性が多い割に既存のオケでは門戸が狭いため、新設のオケに女性が集まったとも考えられます。
今回の女子管の設立に至った点でもそんな問題点が会ったことを理事長の福元麻理恵さんは語っています。
東京女子管弦楽団を聴いてみたい
さて、まだ設立したばかりと言うことで、今後が楽しみ。
応援するにはコンサートに行く、CDを買う、人に教えるなどありますが、HPによると2回目の定期公演が5月17日(水)に紀尾井ホールであります。
チケットの発売は、3月15日からチケットぴあなどで買えます。
僕は、行く予定です。
https://tokyowo.art/concert.html
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コンサート情報はこちらでチェックを。2回目の定期公演チケットは3月15日からこちらで発売。多分一気に完売になると予想します。
また安い席からなくなると思います。
新星日本交響楽団 名盤 山田一雄 最晩年ライブ集
先に記したように東京女子管弦楽団の正規盤はまだないようです。
ただ直接の関係は全くないと思われる新星日響の名盤をご案内します。
名誉指揮者として新星日響に情熱を捧げた山田一雄との最晩年のライブ集です。
しかし、残念ながら現在廃盤。
山田一雄 最晩年ライヴ集 1989-1991 山田一雄 新星日本交響楽団
1977年に顧問に就任した後、1981年より名誉指揮者の地位にあった新星日本交響楽団(2001年に東京フィルハーモニー交響楽団と合併)との貴重な最晩年にあたる僅か3年間にキャニオン・クラシックスがライヴ収録したこれら盤は、ベートーヴェンの3曲とリハーサル風景が3枚組、残りは1枚として、計4種が1991年10月に発売されました。
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