僕は、ブラームスが好きで、交響曲も1番より、2番、2番より3番、そして3番より4番と、4番が一番好きなのです。
第1楽章の晩秋を思わせるような旋律が流れると、深まった秋の冷たい風と、それにヒラヒラト舞う、枯れ葉を連想してしまいます。
だから、この曲は情感たっぷりに演奏してほしいのですが、それがあまりないのですね。
そんな欲求不満を解消してくれたのが、コバケンさんこと、小林研一郎指揮のチェコフィルハーモニー管弦楽団の演奏です。
まるで演歌のような演奏で、ここまで情感たっぷりに歌い込んだ演奏はめったにありません。
みんな、コバケンさんと一緒に男泣きしよう!
小林研一郎の名盤 ブラームス交響曲第4番は泣ける!
ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第4番 ホ短調 Op. 98
Symphony No. 4 in E Minor, Op. 98
1.(14:00) I. Allegro non troppo
2.(11:59) II. Andante moderato
3.(06:31) III. Allegro giocoso – Poco meno presto
4.(10:45) IV. Allegro energico e passionato – Piu allegro
total(43:15)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 – Czech Philharmonic Orchestra
小林研一郎 – Ken-Ichiro Kobayashi (指揮)
録音: 7-9 February 2008, Dvo?ak Hall, Rudolfinum, Prague, Czech Republic
心配りの行き届いたコバケンの棒にしっかりと応えるチェコフィルの東欧独特の音色。優しさに満ちた冒頭と第4楽章のパッサカリア。燃える熱い思いを遺憾な響かせたフィナーレ。深い絆で結ばれた両者の結晶のようなブラームスです。
ナクソス・ミュージック・ライブラリーのレビューより
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