いつの頃からか、 20世紀の大指揮者オットー・クレンペラーに惹かれて、 少しずつLPやCDを集めるようになりました。 人は自分にないものを 他人に求めると言いますが、 クレンペラーの厳しさが、 甘い僕には憧れなのかもしれません。 『オットー・クレンペラー・コレクション』は聴きごたえ十分 VENIASか…
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(1943年生まれ)も 今年で75歳。 僕の大好きな指揮者の一人です。 ※ガーディナーの録音風景 2001年に初めて市民団体の合唱団に入り、 ヘンデルの「メサイア」を歌った時、 ガーディナーのCDを何回聴いたかわからないくらいです。 軽やかな中に凄い深みがある演奏…
レナード・バーンスタインの70歳を祝う会で はしゃいでいるバーンスタインの姿をある写真週刊誌で観て、 その記憶もまだ残る1990年10月14日にバーンスタインは72歳で逝ってしまいました。 その時の僕は、まだまだ若いのにしかもつい最近札幌に来ていたのに と驚きもし、なんか一つに時代は終わった感じを噛み締めました。 それも前年にヘルベルト・フォン・カラヤンが亡くなり、 相…
グスタフ・マーラー(1860-1911)は、好きかと聞かれれば、 好きだ!と即答します。 しかし、答えた瞬間、 いや、苦手な曲もあるな、と思ってしまいます。 いや、もしかして苦手な曲、 聴かず嫌いな曲の方が多いかもしれません。 ちょっと簡単に分析してみましょう。 1、無条件で好きなのが、 第1番“巨人”、第2番“復活”、そして今日ご紹介する第…
フルトヴェングラーの ベートーヴェンの名盤が続きます。 フルトヴェングラーと言えばベートーヴェンですね。 特に1947年ナチスに協力した疑いが晴れて、 戦後初めての演奏が、やはりベートーヴェンでした。 第6番“田園”と第5番でした。 特に第5番は、もう70年前の録音に関わらず、 &nbs…
ドイツの名指揮者ハンス・シュミット=イッセルシュテット(1900-1973)は、 彼の録音があれば、僕は無条件で聴く指揮者の一人です。 いや、指揮者の一人というよりも三人の内の一人くらいの存在です。 では、あとの二人は?というと オットー・クレンペラー(1885-1973)とフランツ・コンビチュニー(1901-1962)です。 なぜかわかりません。 三人とも僕がクラシッ…
今年は最後の巨匠と言われた朝比奈隆の生誕110周年です。 なにかイベントが行われるのかどうか知りませんが、朝比奈さんのコンサートに通っていた頃からもう30年も経つんだ、と懐かしく思う次第です。 また当時30才の僕も昨年還暦となりました。 時間の経つのは早いですね。 さて、朝比奈さんの生誕110年の今年は、同い年のカラヤンと共に積極的に聴くようにしています。…
ドイツの名指揮者カール・シューリヒト(1880-1967)の唯一のベートーヴェン全集企画です。 1957年~58年に掛けて録音で、残念ながらモノラルですが、録音は悪くありません。ただ、録音された年代からみるとステレオ録音で残されていたらと残念でなりません。 事実、クレンペラー&フィルハーモニア管は同時期、ステレオ録音で残されています。 カール・シューリヒトには、ベートーヴェンの交響曲…
オットー・クレンペラー(1885-1973)は、 1957年~60年に掛けてフィルーハーモニア管弦楽団と ベートーヴェンの交響曲全集をステレオで録音しています。 クレンペラーのベートーヴェンの交響曲全集では、 1960年に同じ手兵フィルハーモニア管との ウィーン芸術週間でのライヴ録音がありますが、 残念ながらモノラル録音なのでステレオでは唯一の全集録音です。 なお、クレ…
ムーティ&フィラデルフィア管 ベートーヴェン全集 ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827) 交響曲全集第1番~第9番 リッカルド・ムーティ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 1985年~1988年録音 交響曲第9番ニ短調作品125 第1楽章:Allegro non troppo, un poco maestoso 16:25 第2楽章:M…
コンヴィチュニーー掘り出し物の名演 フェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディ(1809-1847) 交響曲第3番イ短調作品56“スコットランド” ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64 フランツ・コンビチュニー指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦団 イーゴリ・オイストラフ(Vn) 交響曲第3番イ短調作品56“スコットランド” 第1楽章:Andante con moto…
ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791) 交響曲第25番ト短調K183 交響曲第28番ハ長調K200 交響曲第29番イ長調K201 ブルーノ・ワルター指揮 コロンビア交響楽団 1953年、55年録音(モノラル) 1984年に制作された映画「アマデウス」の挿入曲。 この25番は、冒頭シーンに効果的に使われています。 ワルターのモノラル盤は、テンポを大…
ブルックナー交響曲第6番 師弟対決 ヨッフムとハイティンク
アリス=紗良・オットの名盤 『スキャンダル』と衝撃の告白
スウェーデン管弦楽名曲集2を聴け!
ヘルムート・ミュラー=ブリュール マタイ受難曲 最高の感動
グスタフ・クーンの名盤 シューマン交響曲全集は最高!