こんにちは。
ともやんです。
ガリーナ・ヴラチェヴァのピアノ独奏による、『DON’T FORGET BEETHOVEN』
ベートーヴェンの交響曲にインスパイアされたピアノのための幻想曲集』が素敵です。
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Don’t Forget Beethoven: ベートーヴェンの交響曲にインスパイアされたピアノのための幻想曲集 ガリーナ・ヴラチェヴァ
ガリーナ・ヴラチェヴァは、20年以上前にキエフの重鎮指揮者ローマン・コフマン指揮のキエフ室内管弦楽団とベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を録音しています。
現在も現役で販売されています。
その協奏曲では、かなり凝ったカデンツァを披露していますが、このアルバムのベースになっているのでしょうか?
ガリーナ・ヴラチェヴァに関してインターネット上でもプロフィールは公開されていないようです。
出身地、年齢も不明ですが、名前はからしてロシアの出身でしょうか?
なお、CD紹介文では、ガリーナ・ヴラチェヴァは即興演奏の大家だそうです。
演奏を聴いていても魅力的なフレーズが溢れ出てくるような印象で、どんな展開が待っているのかわくわくさせます。
しかもそれが全く自然で、何度聴いても新たな発見があります。
新しいベートーヴェンの楽しみ方だと思います。
僕は、第7番の第2楽章、第4番が特に好きです。
第九も最高です。
もしかして原曲もピアノ向きなのかもしれません。
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最後に、DON’T FORGET BEETHOVEN(ベートーヴェンを忘れないで!)というのは大いなる皮肉と捕らえます。
なぜなら、ベートーヴェンを忘れる人はいません。
ガリーナ・ヴラチェヴァが、この演奏を通して、「私を忘れないで!」と主張しているように感じます。
ベートーヴェンの交響曲にインスパイアされたピアノのための幻想曲集
DON’T FORGET BEETHOVEN
ベートーヴェンの交響曲にインスパイアされたピアノのための幻想曲集
[CD1]
交響曲 第6番「田園」
1.第1楽章:Der Natur lauschen
2.第2楽章:≪Eine Nacht im Wald
3.第3楽章&第4楽章:Tanzwettbewerb auf dem
Dorfplatz/Himmels Zorn/Die verweinte Natur wird getrostet
交響曲 第3番「英雄」
4.第1楽章:Napoleon Bonaparte
5.第3楽章:Scherzo popolare
交響曲 第7番
6.第2楽章(第1楽章を含む):Variazioni con dolore/Bettelmanns Hochzeitstanz
交響曲 第5番「運命の交響曲」
7.第1楽章:Sein Wille soll geschehen
8.第2楽章:Die unsterbliche Geliebte
9.第3楽章:Wilder Tanz
10.第4楽章:Wiener Philharmoniker con Carlos e fuoco
[CD2]
交響曲 第4番
1.第1楽章:Eintritt und erste Begegnung
2.第2楽章:Therese, nicht Marie! (Zitat Carlos Kleiber)
3.第3楽章:Leichtfussige Neckereien
4.交響曲 第8番:Josephine-Antonie-Marie
交響曲 第9番
5.第1楽章:Ritt auf dem Sonnenstrahl, bereit zu brennen
6.第2楽章:Fugetta, ein Vivat! fur den Meister
7.第3楽章:Die Berliner Philharmoniker auf der Waldbuhne und mitsingende Vogelchen in der Dammerung
8.第4楽章:Im Elysium
演奏:ガリーナ・ヴラチェヴァ(ピアノ)
録音:2010年8月15-19日 Friedrich-Ebert-Halle, Hamburg
Don’t Forget Beethoven: ベートーヴェンの交響曲にインスパイアされたピアノのための幻想曲集 ガリーナ・ヴラチェヴァ
ピアノ独奏用のベートーヴェンの交響曲と言えば、リストの編曲版が有名ですが、即興演奏のオーソリティとして知られるヴラチェヴァのこのアルバムは全く違うコンセプトで作られています。どれもベートーヴェンの交響曲を聴いた後に即興で演奏されており、ベートーヴェンのおなじみのメロディが次々と変化しながら、発展していく様子は「ベートーヴェンを忘れないで」のタイトルにふさわしい爽快な驚きを聴き手に与えます。ベートーヴェンの新しい楽しみ方を提案する2枚組です。
ナクソス・ジャパン
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