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カラヤン ベートーヴェン交響曲全集 ’66年日本公演

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こんにちは。
ともやんです。

 

カラヤンによるベートーヴェンの交響曲全集は、スタジオ録音のものは、どういうわけか全て思っています。

50年代のフィルハーモニア管、60年代、70年代、80年代のベルリンフィル盤。

 

どちらかというとアンチカラヤンなのですが、嫌よ嫌よも好きの内ということでしょうか、カラヤンの録音はかなり持っています。

 

カラヤンは録音自体も多いのでそうなったのかもしれませんが、
僕のコレクションは、フルトヴェングラーとクレンペラーが双璧で、
それに次いで多いかもしれません。

 

さて、カラヤンのベートーヴェン交響曲全集ですが、好き嫌いで言えば、60年代のベルリンフィル盤と50年代のフィルハーモニア盤です。

なんと言っても覇気があるし颯爽としています。

 

そしてこの記事を書くのに改めて第5番を聴きましたが、ベルリンフィルの響きが、まだフルトヴェングラー時代の重く暗くドイツ風の響きが残っていて、それもいいです。

 

後年のコスモポリタンな煌びやかで豪奢なサウンドではなく、またドイツのローカル色が残っているのが嬉しいです。

さて、僕がいま一番欲しいと思っているCDが、今日ご案内する66年の東京文化会館でのライブ録音です。

レヴューを観ましたが、演奏が凄いようですが録音に難ありの様です。

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カラヤンがやって来たヤァ!ヤァ!ヤァ!

 

1966年(昭和41年)。僕は、9歳なので小学3年でした。
この年の大きな出来事としては、ザ・ビートルズが来日したことです。

 

6月29日に来日し、6月30日から7月2日まで武道館で5回の公演を行い、翌7月3日は離日するという慌ただしいものでした。

僕は、TVニュースでその大騒ぎぶりを見ていましたが、田舎の子供ゆえ、あまりピンと来ていなかった記憶があります。

 

そして、ザ・ビートルズの来日より2ヵ月前に、カラヤンがベルリンフィルを伴って来日し、上野の東京文化会館で、4月12日から16日までベートーヴェンの交響曲全曲を演奏したのです。

 

以下のご紹介するCDは、その時の録音です。
しかもCDが公演日ごとに分けられています。

 

現在、61年から62年に録音されたベルリンフィルとの全集を聴きながら、カラヤンが駆け上がっていた頃の勢いある演奏に思いを馳せています。

 

僕は、カラヤンの音楽的頂上は、70年代初めだと思っています。
その後は、耽美的で外面的な美しさに磨きは掛かっていきますが、音楽自体の感銘は薄くなって行くように僕は感じています。

ちょうど若くて美し女優が、ある時を境に化粧を凝らし、お金と時間をかけて外見を保とうとする感じです。

60年代のカラヤン&ベルリンフィルは、演奏そのもので勝負できたと思います。

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カラヤン ベートーヴェン交響曲全曲ライブ 1996年 東京

 

【曲目】

Disc 1(第1夜1966年4月12日・東京文化会館ライヴ)
(1)序曲「コリオラン」Op.62
(2)交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
(3)交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」

 

Disc 2(第2夜1966年4月13日・東京文化会館ライヴ)
(1)交響曲第4番変ロ長調Op.60
(2)交響曲第7番イ長調Op.92

 

Disc 3(第3夜1966年4月14日・東京文化会館ライヴ)
(1)交響曲第1番ハ長調Op.21
(2)交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」

 

Disc 4(第4夜1966年4月15日・東京文化会館ライヴ)
(1)交響曲第2番ニ長調Op.36
(2)交響曲第8番ヘ長調Op.93
(3)レオノーレ序曲第3番Op.72b

 

Disc 5(第5夜1966年4月16日・東京文化会館ライヴ)
交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」

 

【演奏】
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)、
長野羊奈子(メゾソプラノ)、
ヨーン・ファン・ケステレン(テノール)、
マルッティ・タルヴェラ(バス)、
東京放送合唱団、
東京混声合唱団、
二期会合唱団、
日本合唱協会、
藤原歌劇団合唱部(合唱指揮:外山雄三)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィル

 

カラヤン入魂のベートーヴェン交響曲連続コンサート

 

ものすごい気力と充実感。
カラヤン入魂のベートーヴェン交響曲連続コンサート

カラヤンとベルリン・フィルは1966年4月12日から16日にわたりベートーヴェンの交響曲の全曲コンサートを行いました。毎日のプログラミングはカラヤン自身が熟考し、最大の効果があがるように工夫されています。また最初に「コリオラン」、最後の第9の前に「レオノーレ第3番」という序曲を配し、すべてがメインの第9へ向かうように設計されています。これについては連日会場で聴き詳しくレポートし、カラヤンの意図を分析した柴田南雄氏渾身の名解説をブックレットに全文掲載しているのも無上の価値ありと申せましょう。序曲「コリオラン」以外は初出。カラヤンとベルリン・フィルのベートーヴェン交響曲全集といえば、1961-2年、1975-77年、1982-84年録音のDG盤が有名ですが、まだ若さあふれる1966年のステレオ・ライヴが加わったことはまさに奇跡でファン狂喜。この来日公演は「ベートーヴェンの全交響曲を連日演奏する」というカラヤンのからの条件付で実現したと言われ、それほど彼がベートーヴェンにこだわったことが伝わってきます。当時、この一連の公演のチケットは高額ながら入手困難で、徹夜で求めるファンが社会現象としてニュースになりました。それほどまでに日本のクラシック・ファンを夢中にさせた日本クラシック音楽史に残る重要な記録、ぜひお楽しみください。
キングインターナショナル

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まとめ

 

カラヤン&ベルリンフィルのベートーヴェン交響曲全集を選ぶなら、絶対60年代です。
ベルリンフィルとの最初の全集でもあります。

 

最初ということでの気合の入れかたとベルリンフィルのサウンドも、古き良きドイツの響きがあります。

カラヤンはどうしてこの荒々しさを残さなかったのかと残念ですが、カラヤンにはカラヤンの美学があったのでしょうし、それが嫌なら聴かないだけです。

アンチカラヤンの方もぜひ61年から62年のベートーヴェンを聴いてください!

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カラヤン没後25周年― 60年代の意気揚々たる全曲録音を最高の音質で

 

カラヤン没後25周年―
60年代の意気揚々たる全曲録音を最高の音質で!

1961&62年、ベルリン、イエス・キリスト教会で収録されたステレオ録音が、あらたなるリマスターで見事に蘇りました。
ブルーレイ・オーディオには2003年のSACDによる交響曲全集発売時にも特典版として封入された交響曲第9番のリハーサル風景も収録。
カラヤン&ベルリン・フィルの良好な関係が感じられる意気揚々たる演奏が、最新のテクノロジーを駆使したリマスターによって更に迫力を増して圧倒的な感動の坩堝へ聴き手を誘います。by タワーレコード

 

 



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