こんにちは、
ともやんです。
日本の年末の風物詩は第九のコンサートです。
僕は、何回も聴きに行きましたし、自分自身も何度かステージで歌ったものです。
ここ2年は、12月31日に「ベートーヴェンは凄い」と題されたベートーヴェンの交響曲9曲を一日で演奏するコンサートに通っています。
指揮は小林研一郎氏。オーケストラはその時だけの岩城宏之メモリアルオーケストラ。
今年も当然行くつもりですが、コバケンさん今年も振ってくれるかな?
さて、第九は合唱付きという大規模な編成なので実演がいいですが、自宅でも時間があればCDでも聴いています。
で、つい手が伸びてしまうのが、シュミット=イッセルシュテット&ウィーンフィルの全集です。
いまから50年前の演奏にも関わらず、英デッカのアナログ録音が素晴らしいです。
このシュミット=イッセルシュテットの指揮は、あらゆる演奏スタイルの原点になるような演奏と言えばわかりやすいでしょうか。
僕は、いろんな演奏を聴いてなんか違うなぁ、と思うとこの演奏に戻りますね。
ずっと座右に置いておきたい名盤です。
シュミット=イッセルシュテット ベートーヴェン交響曲全集
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral”
作詞 : フリードリヒ・フォン・シラー – Friedrich von Schiller
1.(16:38) I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso
2.(10:10) II. Molto vivace
3.(15:50) III. Adagio molto e cantabile – Andante moderato
4.(25:46) IV. Finale: Presto – Allegro assai
total(68:24)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ハンス・シュミット=イッセルシュテット – Hans Schmidt-Isserstedt (指揮)
ジョーン・サザーランド – Joan Sutherland (ソプラノ)
マリリン・ホーン – Marilyn Horne (メゾ・ソプラノ)
ジェイムズ・キング – James King (テノール)
マルッティ・タルヴェラ – Martti Talvela (バス)
ウィーン国立歌劇場合唱団 – Vienna State Opera Chorus
ベートーヴェン: 交響曲全集 (第1番-第9番《合唱》)<タワーレコード限定> ハンス・シュミット=イッセルシュテット 、 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1965年から69年にかけてDECCAが収録したこの全集は、ウィーン・フィルにとって史上初のベートーヴェン:交響曲全集のセッション録音となりました。
イッセルシュテットとDECCAの組み合わせも、1958-59年にかけてバックハウスをソリストとして完成されたベートーヴェンのピアノ協奏曲全集の2種のみ(今回未収録の序曲は別盤のカップリングとして後日収録予定)であり、当時それほど録音を行ってはいなかったイッセルシュテットにとっても貴重な記録となりました。
尚、69年に完成されたこの全集は、70年のベートーヴェン生誕200年の際の録音の目玉として、そして前後にちょうど来日し多くの名演を残していったこともあり人気が上昇、イッセルシュテットを代表する名盤として多くのリスナーの支持を得たことでも知られています。
CD時代以降では初期のキング盤が出て以降、その後の輸入盤を含めてもリマスターされる機会や全集としてまとまる場合が少なかったためか、むしろ忘れられた演奏となっていたかも知れません。
しかし当時全盛期のDECCAによる優秀な録音であることに加え演奏も、普段ウィーン・フィルを指揮する機会が無かったことが功を奏してか、両者が緊張感を持って収録に挑み、興味も含めて互いを積極的に感じ取ろうとする意欲的な演奏であったことが全てプラスに出ている名演であり、イッセルシュテットの持つ北ドイツ的な堅牢さと、ウィーン・フィルによる明るく伸び伸びとしたスタイルが見事に融合した、稀に見る録音となっています。
音楽(クラシック) ブログランキングへ
↑
クリック応援お願いします。
コメント