こんにちは。
ともやんです。
僕は、バッハのヴァイオリン協奏曲が大好きです。
そしてそれらは、思い出深い曲でもあります。
今回、バッハのヴァイオリン協奏曲集を中心に収録した素晴らしいCDと出会ったのでご案内します。
ヨハン・セバスティアン・バッハのヴァイオリン協奏曲集、ニ短調、ホ長調、イ短調、それに2つのヴァイオリンのためのニ短調。
僕はホグウッドとシュレーダーの演奏のカセットテープを一本だけ持って、島根県の山陰の海岸線を一人で車で巡ったのはいつの頃だったろうか?
まだ独身だったので、1990年前後だったと思う。
30代前半の頃で、神戸で当時好きだった女性とデートしてから、松江に行ってみたくて神戸から列車で松江に行き、
レンタカーを借りて山陰の海岸線をずっと走った記憶があります。
その間、ずっとホグウッドとシュレーダーによるバッハのヴァイオリン協奏曲のテープを聴きながらでした。
そのカセットテープは、いまも大切に持っています。
イザベル・ファウストについて
僕のいけないところは、古い録音ばかり聴いていることです。
トスカニーニ、ワルター、フルトヴェングラー、シューリヒト、クナッパーツブッシュ、クレンペラーといった19世紀生まれの指揮者とそれにかかわったソリストたちの演奏を聴くことが多いです。
それは別の意味で、彼らが第二次世界大戦という未曾有の惨事に巻き込まれ、翻弄され、それぞれの生き方を貫いたことへの敬意を払いながら、戦争の愚かしさ、文化の強さを自分なりに知りたいと思っているからです。
そのために別のブログも立ち上げています。
でもこのブログでは、出来るだけ現代の演奏家を取り上げていきます。
イザベル・ファウストという女流ヴァイオリニストの名前は初めて聴きました。
出生に関してはよくわかりません。
昨年2018年に来日しています。
また2021年の来日公演が決まっていて1月26日(火)、27日(水)に王子ホールでコンサートを開催します。
このCDでは、ヨハン・セバスティアン・バッハの名曲の名演を披露していますが、決して古楽器に拘っているわけではなく、ビーバーからヘルムート・ラッヘンマン(1935年生まれのドイツの作曲家)まで幅広いレパートリーを持っています。
レオポルド・モーツァルト・コンクールおよびパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝し、一躍世界的に注目されるようになりました。
これまでに、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ボストン交響楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団、フライブルク・バロック・オーケストラをはじめとする世界の主要オーケストラと共演。
また共演指揮者もクラウディオ・アバド、ジョヴァンニ・アントニーニ、フランス・ブリュッヘン、ジョン・エリオット・ガーディナー、ベルナルト・ハイティンク、ダニエル・ハーディング、フィリップ・ヘレヴェッヘ、アンドリス・ネルソンス、ロビン・ティッチアーティ等という錚々たるメンバー。
今回バッハのヴァイオリン協奏曲集を中心の選曲でのCDは、素晴らしすぎて何も言えません。
ただただ、イザベルのヴァイオリンの音色に身を任せるだけです。
イザベル・ファウスト&ベルリン古楽アカデミー バッハ ヴァイオリン協奏曲集他
[CD1]
J.S.バッハ:
1.ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052R
2.カンタータ第174番「われいと高き者を心を尽して愛しまつる」 BWV174よりシンフォニ3.アヴァイオリン協奏曲 ホ長調 BWV1042
4.カンタータ第21 番「わがうちに憂いは満ちぬ」BWV 21よりシンフォニア
5.トリオ・ソナタ ハ長調 BWV529/オーボエ、ヴァイオリン、弦と通奏低音のための協奏曲 ハ短調 BWV1060R
[CD2]
J.S.バッハ:
1.管弦楽組曲第2番 BWV1067~ヴァイオリンと弦楽合奏、通奏低音の編成による
2.トリオ・ソナタ ニ短調 BWV527
3.ヴァイオリン協奏曲 ト短調 BWV1056R
4.カンタータ第182番「天の王よ、汝を迎えまつらん」BWV182より 第1曲 ソナタ/ヴァイ5.オリン協奏曲 イ短調 BWV1041
6.シンフォニア BWV1045
7.2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
ベルンハルト・フォルク(ヴァイオリン)
クセニア・レフラー(オーボエ、リコーダー)
ヤン・フライハイト(チェロ)
ラファエル・アルパーマン(チェンバロ)
ベルリン古楽アカデミー(コンサートマスター:ベルンハルト・フォルク)
J.S. バッハ:ヴァイオリン協奏曲集/シンフォニア集(ファウスト/ベルリン古楽アカデミー)
イザベル・ファウストとベルリン古楽アカデミーによるバッハの登場です。
ヴァイオリン協奏曲のほか、オルガンのトリオ・ソナタをヴァイオリンと通奏低音で演奏、さらに管弦楽組曲第2番のフルート・ソロ部分をヴァイオリンで演奏するなど、興味津津のプログラム。
ファウストのソロは彼女の魅力そのものの音色、しなやか、そして完璧な技巧。ファウストのバッハ、というだけでもうれしいのに、ベルリン古楽アカデミーとの共演というのもまた注目。
現在コンサートマスターを務めるベルンハルト・フォルクや、アクサンからも多数名盤をリリースしているオーボエのクセニア・レフラーなど、共演するソリスト(ベルリン古楽アカデミーのメンバーでもある)たちとの豪華共演も聴きものです。タワーレコードより
まとめ
今年は二人の女流ヴァイオリニストの実演を聴くことが出来ました。川久保賜紀さんと諏訪内晶子さん。
二人ともステージ映えのする凛々しい姿で、感銘深い演奏を聴くことが出来ました。
女性のヴァイオリンを弾く姿というのは、何か男性の保護本能をくすぐるものがあるのでしょうか。
今年最後の月に、CDではありますが、素晴らしいヴァイオリニストと出会えて良かった。
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