こんにちは、
ともやんです。
オーギュスタン・デュメイ(1949-)は、僕の好きなヴァイオリニストです。
なんと言っても響きが美しく深くて心に響く演奏で、初めて聴いたのがピレシュとのディオでベートーヴェンのソナタを聴いた時からです。
その時は、ピレシュを聴きたくてベートーヴェンを聴いたのですが、このヴァイオリニスト凄いなぁ、というところからデュメイを聴くようになりました。
そんなデュメイの名曲集を聴きましたが、その美音に酔いしれました。
デュメイ マスネ タイスの瞑想曲
第84回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞ほか5部門を受賞に輝いたほか、カンヌ国際映画祭男優賞など世界中で多数受賞した映画に『アーティスト』という作品があります。
その中で、マスネの歌劇「タイス」第2幕の瞑想曲が、効果的に使われています。
これをデュメイで聴きました。これがいいのです。
映画と音楽は、切っても切れない関係で、音楽を聴くだけでその映画の光景が目に浮かんでくることがよくあります。
例えば、先日亡くなった大林宣彦監督の『さびしんぼ』などは、ショパンの別れの曲を聴くといつもあの映画の舞台になった尾道の風景が浮かんできます。
その内デュメイのタイスの瞑想曲では、モノクロで綴られた切ないラブストーリーが浮かんでくることでしょう。
デュメイ フランス・ヴァイオリン名曲集
エルネスト・ショーソン – Ernest Chausson (1855-1899)
1.(16:49)詩曲 Op. 25
Poeme, Op. 25
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ガブリエル・フォーレ – Gabriel Faure (1845-1924)
2.(03:37)子守歌 Op. 16
Berceuse, Op. 16
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エドゥアール・ラロ – Edouard Lalo (1823-1892)
3.(06:49)スペイン交響曲 Op. 21 – 第3楽章 間奏曲(アレグレット・ノン・トロッポ)
Symphonie espagnole, Op. 21: III. Intermezzo: Allegretto non troppo
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ジュール・マスネ – Jules Massenet (1842-1912)
4.(05:54)歌劇「タイス」 – 第2幕 瞑想曲
Thais, Act II: Meditation
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カミーユ・サン=サーンス – Camille Saint-Saens (1835-1921)
5.(04:42)ノアの洪水 Op. 45 – 前奏曲
Le deluge, Op. 45: Prelude
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エクトル・ベルリオーズ – Hector Berlioz (1803-1869)
6.(08:23)夢想とカプリス Op. 8
Reverie et Caprice, Op. 8
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モーリス・ラヴェル – Maurice Ravel (1875-1937)
7.(10:10)ツィガーヌ
Tzigane (version for violin and orchestra)
オーギュスタン・デュメイ – Augustin Dumay (ヴァイオリン)
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団 – Monte-Carlo Philharmonic Orchestra
マニュエル・ロザンタール – Manuel Rosenthal (指揮)
録音時期:1984年6月
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
フランス・ヴァイオリン名曲集(ショーソン:詩曲 他) オーギュスタン・デュメイ
旧EMIクラシックスの国内盤、輸入盤の実績&人気上位アイテムの中からセレクトされた”クラシック・マスターズ”シリーズ。本作は、オーギュスタン・デュメイが優美でロマンティックに奏でるフランス・ヴァイオリン名曲集。ショーソンの詩曲などを収録。
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