こんにちは、
ともやんです。
アンタル・ドラティは、1906年ブダペスト生まれで、1988年にスイスで亡くなった、ハンガリーの名指揮者です。
僕が初めてその名前を聞いたのは古く、中学生の時に友人宅で聴いたシゲティのヴァイオリン独奏とドラティ指揮ロンドン響とのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲でした。
中学生だったこともあり、特に印象には残っていません。
その後、名前はよく目にする割には、なかなかその演奏を聴く機会がなかった指揮者でした。
理由としては、僕が好きなモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーあたりの録音が少なかったことが大きな原因だと思います。
ところが、中古CDショップで、ドラティのベートーヴェン交響曲全集のセットを見つけた時は、おっ!と声まで上げて購入しました。
まだ全曲は聴いていませんが、そのユニークな響きに心惹かれるものがあります。
アンタル・ドラティ ベートーヴェン交響曲第5番&第6番
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67
Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67
ロンドン交響楽団 – London Symphony Orchestra
アンタル・ドラティ – Antal Dorati (指揮)
1.(07:44) I. Allegro con brio
2.(08:05) II. Andante con moto
3.(04:54) III. Allegro –
4.(08:34) IV. Allegro
total(29:17)
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交響曲第6番 ヘ長調 「田園」 Op. 68
Symphony No. 6 in F Major, Op. 68, “Pastoral”
5.(11:30) I. Awakening of Cheerful Feelings Upon Arrival in the Country: Allegro ma non troppo
6.(11:32) II. Scene by the Brook: Andante molto mosso
7.(04:59) III. Merry Gathering of Country Folk: Allegro
8.(03:42) IV. Thunderstorm: Allegro
9.(09:39) V. Shepherd’s Song: Happy and Thankful Feelings after the Storm: Allegretto
total(41:22)
ロンドン交響楽団 – London Symphony Orchestra
アンタル・ドラティ – Antal Dorati (指揮)
ベートーヴェン 交響曲第5番≪運命≫ 交響曲第6番≪田園≫ ≪プロメテウスの創造物≫序曲 アンタル・ドラティ ロンドン交響楽団
マーキュリーの名録音から50タイトルを厳選した「マーキュリー・リヴィング・プレゼンス50」。
壮年期のアンタル・ドラティがロンドン交響楽団を指揮したアルバム。精神的な葛藤と勝利を表した屈指の名作であるベートーヴェンの交響曲第5番《運命》、牧歌的楽想が横溢する交響曲第6番《田園》他を収録。
ドラティ&ロイヤルフィル ベートーヴェン交響曲全集
ドラティのベートーヴェンの交響曲全集では、75年にロイヤルフィルを振ったものもります。
なんと言うんだろう、一言でいえば、粋な演奏です。
軽いけど、浅くはない。
ベートーヴェンというと、重厚で、深刻で、迫力がある厚みのある響きの演奏が、
イメージされますが、ドラティの演奏はその対極にあるのに、深みがある演奏なのです。
飄々とした人当たりの良いおじさんが、実は多くの困難を乗り越えてきた人で、その言葉や行動におやっと感じさせる人間的な奥深さを感じさせるようなものです。
ロイヤルフィルの演奏に関しては、改めてレビューしたいと思います。
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