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ルノー・カピュソン フランク ヴァイオリン・ソナタ

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こんにちは、
ともやんです。

ベルギー出身のフランスの作曲家セザール・フランク(1822-1890)。
今日11月8日が命日。

フランクの代表作というと交響曲ニ短調とヴァイオリン・ソナタ。
ともに60歳超えてからの作品で大器晩成の人だったと思います。

しかもヴァイオリン・ソナタは古今のこのジャンルの作品の中でもひと際輝きを放つ傑作です。

僕はこの作品が大好きです。

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フランク ヴァイオリン・ソナタ イ長調

フランクは、ベルギーのリエージュの出身。リエージュはベルギーの東部に位置し、フランスよりもドイツの国境に近い。このヴァイオリン・ソナタは、1886年フランク64才の時の作品。この年の9月26日にフランクと同郷のヴァイオリニスト、イザイの結婚記念日のお祝いとして贈られた作品。

密かにやや気だるくしかし詩情あふれる第1楽章。情熱的な第2楽章から第3楽章の深い祈りの世界へと続く。そしてフィナーレのなんとチャーミングでメロディーなのか。
一度聴いて決して忘れることができない、しかし決して通俗的にならない素晴らしい音楽があります。

フランクの作品は、交響曲を聴くとなにか気難しいそうで難解な印象を受けますが、このヴァイオリン・ソナタを聴くとフランクへのイメージがガラッと変わるでしょう。

僕は、初めてこの作品を聴いた時、同じ作曲家が作ったことが信じられなかったくらいです。

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ルノー・カピュソン フランク ヴァイオリン・ソナタ

ルノー・カピュソンは、1976年生まれのフランスのヴァイオリニスト。
このアルバムでは、ジョージア出身でパリを拠点に活動するピアニスト、カティア・ブニアティシヴィリと息の合った演奏を繰り広げています。
だと思ったらやはり共演実績のある作品を中心にプログラムしているそうです。

フランク、グリーグ、ドヴォルザークという同時代を生きた3人の作曲家の作品をピック・アップ。ヴァイオリンとピアノのための作品の中でも、特に親しまれる楽曲で構成された一枚。

カピュソンの果汁の滴るような響きが素晴らしい、かと言って甘すぎることなく厳しさも持ち合わせていて、こんな素敵を音をどうやってだすんだろう、なんて終始聴き惚れていました。

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ルノー・カピュソン フランク ヴァイオリン・ソナタ

セザール・フランク – Cesar Franck (1822-1890)
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 M. 8
Violin Sonata in A Major, M. 8

1.(06:29) I. Allegretto ben moderato
2.(08:18) II. Allegro
3.(07:25) III. Recitativo – Fantasia: Ben moderato – Molto lento
4.(07:25) IV. Allegretto poco mosso
total(29:37)

ルノー・カピュソン – Renaud Capucon (ヴァイオリン)
カティア・ブニアティシヴィリ – Khatia Buniatishvili (ピアノ)
録音: 28-30 April 2014

フランク/グリーグ/ドヴォルザーク:ヴァイオリン作品集(カピュソン/ブニアティシヴィリ)

ルノー・カピュソンとカティア・ブニアティシヴィリ、所属レーベルはエラートとソニー・クラシカルと違えども、2009年のルガーノ・フェスティヴァル、2012年のラ・フォル・ジュルネ、2013年のプラハの春音楽祭などで共演している若手演奏家のなかでも特に注目されている2人が、ついにレコーディング! 共演実績のある作品を中心に、ロマン派の3人の作曲家作品をピック・アップ。

ヴァイオリンとピアノのための作品のなかでも、親しまれている楽曲で構成されています。

人気急上昇中のピアニスト、ブニアティシヴィリと、こちらは若手ながら安定した人気を誇るヴァイオリニスト、ルノー・カプソンによるこれら3つの作品では、最初のフランクから仄かな驚きを覚えます。

決して変わったことをしているのではないのに、何故か空気感が違う。彼らはその技巧と音楽性を誇示するわけではないし、火花を散らしているのでもない。極めて自然なのだけど、その自然さの陰には極めて精緻な計算が仕組まれているのです。

女性で言えば「完璧なナチュラルメイク」とでも言ったところでしょうか。

グリーグの2楽章での夢見る美しさも素晴らしいし、ドヴォルザークでの抒情性も深い思索に支えられた濃厚な表現が見事な演奏をお聴きください。



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