こんにちは。
ともやんです。
ピエール・モントゥー(1975-1964)は、フランスの名指揮者。
フランス人ながら、ブラームスを得意とし、晩年のブラームスの前で演奏をしたことを終生の誇りとしていたそうです。
また、1911年からディアギレフのロシア・バレエ団で指揮を担当し、ストラヴィンスキーの『春の祭典』、『ペトルーシュカ』、ラヴェルの『ダフニスとクロエ』、ドビュッシーの『遊戯』など20世紀のバレエ音楽の初演も振りました。
なお、ブラームスでは、ロンドン交響楽団との交響曲第2番の名演が残されています。
そんなモントゥーの演奏でハイドンの交響曲を聴きました。
これまた素晴らしい演奏で、聴き終わった後何とも言えぬ、幸せを感じました。
ハイドン交響曲第94番”驚愕”、第101番”時計”
ハイドンの交響曲は大好きです。
構成的に良く練られているし、チャーミングなメロディも多く使われています。
モーツァルトのような優雅さは少なく、一聴すると割と堅実で地味ですが、何ども聴けば聴けば聴くほど、味わいを憶えます。
その中でも、第94番と第101番は、それぞれ”驚愕””時計”とニックネームが付いて人気が高い曲です。しかも人気が高いだけではなく内容も充実していてハイドンの傑作です。
“驚愕”では、コンサートでついつい居眠りしてしまうご婦人たちを驚かせてやろうというハイドンのユーモアから誕生した曲です。
“時計”という名称は、第2楽章が、まるで時計がカチカチと進む感じから19世紀になってから付けられたそうです。
実際、”時計”が作曲されたのが1793年頃で、初演は、1794年3月3日で、ザロモン演奏会第4回目と思われます。
モントゥー&ウィーンフィル ハイドン交響曲”驚愕””時計”
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン – Franz Joseph Haydn (1732-1809)
交響曲第94番 ト長調 「驚愕」 Hob.I:94
Symphony No. 94 in G Major, Hob.I:94, “The Surprise”
1.(06:34) I. Adagio cantabile – Vivace assai
2.(05:42) II. Andante
3.(05:09) III. Menuetto
4.(03:35) IV. Finale: Allegro di molto
total(21:00)
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交響曲第101番 ニ長調 「時計」 Hob.I:101
Symphony No. 101 in D Major, Hob.I:101, “The Clock”
5.(08:54) I. Adagio – Presto
6.(06:09) II. Andante
7.(06:37) III. Menuett: Allegro
8.(04:23) IV. Finale: Vivace
total(26:03)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ピエール・モントゥー – Pierre Monteux (指揮)
ハイドン:交響曲第94番「驚愕」, 第101番「時計」ウィーン・フィル モントゥー
20世紀前半の名指揮者モントゥーによる初の集大成がCD24枚組BOXに
フランスの名指揮者ピエール・モントゥーが、1956年から1964年にかけてデッカ、フィリップス、ウェストミンスター、デッカ/RCAの各レーベルに行った録音が初めてまとめて発売されます。
デッカの黄金時代を支えたプロデューサー、クリストファー・レイバーンが保管していたモントゥーの貴重なリハーサル録音が収められたボーナスCD付き(未発売)。
ベートーヴェンの9つの交響曲やハイドン、ブラームス、ベルリオーズなど多くの名演が収録されています。
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