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ザンデルリンク マーラー交響曲第10番 クック版

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こんにちは、
ともやんです。

クルト・ザンデルリンク指揮ベルリン交響楽団の演奏で、マーラー交響曲第10番クック版第3稿で全曲を聴きました。

演奏時間70分以上を要する大曲です。

マーラーは、第10番の第1楽章のみ浄書で残していますが、第2楽章以降はスケッチのみでした。だから第1楽章のみの録音は多いですが、クック版のしかも出版されてからまだ数年しか経っていない1979年の録音は、非常に貴重なものです。

初めて聴いた印象は、第9番の続編のようなもので、非常に興味深く聴きました。
特にフィナーレは、違う意味で興味を覚えました。

大太鼓の強打とそれに続くチューバの不気味な響き。
これって、1954年(昭和29年)に公開された映画『ゴジラ』をイメージするではないですか。

伊福部さん、もしかしてマーラーの曲聴いていた?
いや時系列的にフィナーレを聴いている可能性はないと思われます。

いろんな意味で、ザンデルリンクのマーラーの交響曲第10番に聴いたことで、マーラーへの興味がより深まりました。

なお、このタワーレコード限定販売盤には、「大地の歌」「交響曲第9番」も一緒に収録されていてそちらも超名演です。

改めてレビューしたいと思います。

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ザンデルリンク マーラー交響曲第10番 クック版

グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲第10番 嬰ヘ短調(デリック・クック補筆完成版 第3稿)
Symphony No. 10 in F-Sharp Minor (performing version by D. Cooke)

1.(23:12) I. Adagio
2.(13:05) II. Scherzo
3.(04:05) III. Purgatorio: Allegretto moderato
4.(11:15) IV. Scherzo: Allegro pesante
5.(21:52) V. Finale
total(73:29)

ベルリン交響楽団 – Berlin Symphony Orchestra
クルト・ザンデルリンク – Kurt Sanderling (指揮)
録音:1979年11月29-30 & 12月13-15日イエス・キリスト教会、東ベルリン

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マーラー 交響曲第9番、第10番、大地の歌<タワーレコード限定> クルト・ザンデルリング ベルリン交響楽団

アナログ録音末期、1979年と1983年に旧エテルナ・レーベルに録音したクルト・ザンデルリングのマーラー作品全3作を、独本国にあるオリジナルのアナログ・マスターテープから世界初SACD化として録音順に輸入盤の3枚組で2018年最新復刻。

当時の旧東ドイツの威信をかけたマーラー演奏を、音質を新たにし、最善の形でリリースします。

ベルリン交響楽団の首席指揮者を退任した後に収録されたこれらの録音は周到な準備で進められたようで、当時としては演奏と共に録音に関しても完成度が高いアルバムでした。

ザンデルリングはこの後、第9番はセッションで再録音も行いますが、他2曲は唯一の録音です。重厚長大のスタイルで貫かれたこれらの演奏は、発売当時より注目を集めました。

特に、第10番のクック版第3稿の録音はまだ少なかったこともあり、このザンデルリング盤が一時期スタンダード盤として世界的に評価され、その後のブームの基盤となったことは記憶に新しいです。



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