こんにちは、
ともやんです。
アストル・ピアソラは、作曲家でバンドネオン奏者です。
バンドネオンは、蛇腹楽器の中では中型のサイズの楽器でm重さが5キログラムから7キログラムくらい。
アコーディオンが蛇腹の押し引きを左手で行うのに対して、バンドネオンは左右の両手の力で蛇腹の押し引きを行うので、楽器のサイズの割りに大音量を出すことができます。
しかも鋭い明快なスタッカートなど音のメリハリもつけやすいのでタンゴの伴奏楽器として有名です。
ただ、世界的にはタンゴ以外のジャンルの音楽の演奏でも使われ、また独奏楽器としても高い演奏能力をもつ楽器です。
アストル・ピアソラとバンドネオン
バンドネオンは、アコーディオンとは同じ蛇腹楽器ですが、違う楽器なので、バンドネオン奏者に「アコーディオン奏者の〇〇さん」というのはタブーだそうです。
僕は、逆にアコーディオン奏者の人にバンドネオンですか?なんて2回も質問してうるさがられた記憶があります。
その頃は、アコーディオンとバンドネオンの区別がよくわからなかったのでしょうね。しかもバンドネオンの存在は、ピアソラの曲を聴きだして初めて知ったくらいです。
ピアソラの曲は、いろんな楽器編成で編曲されていますが、僕はシンプルな編成と特にバンドネオンとギターという組み合わせが好きです。
共にソロ楽器としても高い表現能力をもつ楽器で。特に人の持つ情熱と淋しさをこれほどかき鳴らしてくれる楽器もありません。
僕は特に5つのタンゴ・センセーションの哀愁を最高です。
アストル・ピアソラ 『フォー・ブエノスアイレス』
『フォー・ブエノスアイレス』
(1)ブエノスアイレスの四季
I.ブエノスアイレスの夏
II.ブエノスアイレスの秋
III.ブエノスアイレスの冬
IV.ブエノスアイレスの春
(2)5つのタンゴ・センセーション
I. 眠り
II. 愛
III. 不安
IV. 目覚め
V. 恐怖
(3)天使の組曲
I. 天使のタンゴ
II. 天使の死
III. 天使の復活
IV. 天使のミロンガ
(4)忘却(オブリビオン)
(5)リベルタンゴ
(6)夢
(7)アディオス・ノニーノ
演奏:デニス・プランテ(Bdn)、ダヴィッド・ジャック(G)
録音:2012年2月(カナダ)
タンゴの新星デニス・プランテがタンゴの革命児
アストル・ピアソラの名曲に挑む!★カナダを代表するバンドネオン奏者であるデニス・プランテが、ついに巨匠ピアソラの名曲に挑戦しました。数々の輝かしい賞を受賞した彼自身の作品集「タンゴ・ボレアル」(ACD22661)も好評だっただけに、期待も高まります! 現代タンゴ界において国際的にも高く評価される、プランテのユニークな演奏と曲想へのアプローチを、どうぞお聴き逃しなく!
★プランテと共にピアソラの熱い世界を展開するのはベテランギタリスト、ダヴィッド・ジャック。彼は、これまでに50以上の録音でプランテをはじめ様々なアーティストと共演、また世界各国で演奏家としても活動してきました。その傍ら、音楽大学で教鞭まで執るほどの実力に裏打ちされた演奏は、非常に胸に迫るものがあります。
キングインターナショナル
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