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瀬尾和紀 コベス ピアソラ タンゴの歴史

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こんにちは、
ともやんです。

2022年度 第60回「レコード・アカデミー賞」の特別部門 吹奏楽/管・打楽器で大賞を獲得したのが、フルート奏者、瀬尾和紀のアルバム『モダン・タイムズの妙巧』。

この人も今回の受賞で初めて知った人。
この人も凄い。

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瀬尾和紀 プロフィール

1974年、福岡県北九州市に生まれる。91年にフランスに渡り、95年にパリ国立高等音楽院に首席で入学。98年、審査員満場一致のプルミエ・プリ(1等賞)を得てフルート科を卒業。

同年、第5回ジャン・ピエール・ランパル国際フルート・コンクールで1位なしの第2位グラン・プリを受賞したほか、ヨーロッパの数多くのコンクールで優勝・上位入賞を果たした。フランスと日本を行き来しながら演奏活動を行なっている。

近年の瀬尾和紀は、ピアノ演奏やプロデューサーとして多彩な活動もしていたが、本来の楽器であるフルート、それも無伴奏作品でその真価を問う1枚として登場したのが今回の受賞作。

残念がら僕は未聴だが、2021年にリリースされた『ピアソラ タンゴの歴史』を聴きました。
このアルバムは、ピアソラの作品をギターのビセンテ・コベスとのディオ、瀬尾の無伴奏ソロ、コベスのソロというスタイルで録音したもの。

これがまたいい!

ピアソラの情熱と哀愁を兼ね備えたタンゴの作品も素晴らしいが、コベスのギターの深い音色、そして瀬尾のフルートの詳しくない僕が聴いても超絶技巧と思わせるテクニックとパッションと淋しさを織り交ぜた演奏が最高です。

ぜひ、聴いてみてください。

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ピアソラ フルートとギターのための作品集

アストル・ピアソラ – Astor Piazzolla (1921-1992)
タンゴの歴史
Histoire du Tango (History of the Tango)

1.(03:51) 第1曲 ボルデル1900
I. Bordel 1900
2.(08:13) 第2曲 カフェ 1930
II. Cafe 1930
3.(06:20) 第3曲 ナイトクラブ 1960
III. Nightclub 1960
4.(04:45) 第4曲 現代のコンサート
IV. Concert d’aujourd’hui
total(23:09)

瀬尾和紀 – Kazunori Seo (フルート)
ビセンテ・コベス – Vicente Coves (ギター)
録音: 11-12 October 2015, Sonobalance Studio, Granada, Spain

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6つのタンゴ・エチュード
6 Etudes tanguistiques

5.(02:44) No. 1. Decide
6.(08:33) No. 2. Anxieux et rubato
7.(03:34) No. 3. Molto marcato e energico
8.(04:19) No. 4. Lento. Meditativo
9.(01:48) No. 5. ?
10.(03:51) No. 6. Avec anxiete
total(24:49)

瀬尾和紀 – Kazunori Seo (フルート)
録音: 11-12 October 2015, Sonobalance Studio, Granada, Spain

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天使のミロンガ(V. コベスによるギター編)
11.(05:50) Milonga del Angel (arr. V. Coves for guitar)

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天使の死(V. コベスによるギター編)
12.(04:33) La Muerte del Angel (arr. V. Coves for guitar)

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チキリン・デ・バチン(バチンの少年)(V. コベスによるギター編)
13.(02:54) Chiquilin de Bachin (arr. V. Coves for guitar)

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リベルタンゴ(V. コベスによるギター編)
14.(01:44) Libertango (arr. V. Coves for guitar)

編曲 : ビセンテ・コベス – Vicente Coves
ビセンテ・コベス – Vicente Coves (ギター)(11-14.)
録音: 5 December 2019, Villa Carissa, Granada, Spain

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アヴェ・マリア 「タンティ・アンニ・プリマ」(V. コベス、瀬尾和紀によるフルートとギター編)
15.(05:29) Ave Maria, “Tanti anni prima” (arr. V. Coves and Kazunori Seo for flute and guitar)

編曲 : ビセンテ・コベス – Vicente Coves
編曲 : 瀬尾和紀 – Kazunori Seo
瀬尾和紀 – Kazunori Seo (フルート)
ビセンテ・コベス – Vicente Coves (ギター)
録音: 11-12 October 2015, Sonobalance Studio, Granada, Spain

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わが死へのバラード(V. コベスによる語り手とギター編)
16.(04:40) Balada para mi muerte (arr. V. Coves for narrator and guitar)

作詞 : オラシオ・フェレル – Horacio Ferrer
編曲 : ビセンテ・コベス – Vicente Coves
オラシオ・フェレル – Horacio Ferrer (ナレーター)
ビセンテ・コベス – Vicente Coves (ギター)
録音: 23 March 2009, FJR Studio, Granada, Spain

ピアソラ: フルートとギターのための作品集 瀬尾和紀 ビセンテ・コベス

アルゼンチン出身のアストル・ピアソラは、10代の終わりにタンゴに開眼、以降バンドネオン奏者として頭角を現し、やがて優れたタンゴの作り手として君臨しました。

「タンゴの歴史」は1986年、フルート奏者のマーク・グローヴェルのために作曲された作品です。タンゴの誕生から年号を30年ごとに区切り、それぞれの時代にタンゴが演奏されていた場所をイメージしながら創り上げたもの。

今ではタンゴと言えばバンドネオンが中心ですが、初期のタンゴはフルートとギターの組み合わせによるものも多く、ピアソラの「タンゴの歴史」は、今ではタンゴの演奏を担う役割から淘汰されてしまったこの2つの楽器に焦点をあてており、フルート奏者たちの格好のレパートリーにもなっています。

独奏フルートのための「6つのタンゴ・エチュード」はピアソラ唯一の無伴奏作品。他に、コベスと瀬尾によるアレンジ曲と、未発表のオラシオ・フェレルの詩の朗読を添えた「わが死へのバラード」が収録されています。



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