こんにちは、
ともやんです。
いま一番惹かれているヴァイオリニストは、庄司紗矢香さんです。
先日リリースされたモーツァルトのヴァイオリン・ソナタの最初の収録曲K.304ホ短調を聴いて驚いた。
えっ!これがモーツァルト。
音は渋くかすれ、まるでバッハの様に響く。
本当の脳天に強烈な一撃を喰らったような衝撃を受けたものだ。
ということで、今度、録音と同じジャンルカ・カシオールと共に来日公演を行うので行くことにいました。
12月11日(日)が横浜みなとみらいホールで16日(金)サントリーホールで行われますが、16日のサントリーホールに行くことにしました。
庄司紗矢香 情感あふれる色気のチャイコフスキー
モーツァルトでは、ガット弦を張り弓もバロック式を使ったことで、渋く掠れたような響きを再現したのですが、2005年、庄司紗矢香がまだ22歳の時に録音したチャイコフスキーとメンデルスゾーンは、艶やかなな美音と情感あふれる色気まで感じる演奏を展開しています。
モーツァルトはこの録音から16年。
演奏はとてつもなく深くなり心に食い込む感銘を受けました。
それも20代前半の瑞々しく色気を湛えた演奏があったからで、彼女の成長を知るうえで貴重な録音だと思います。
ぜひ、聴いてほしいです。
そしてコンサートもぜひ!
庄司紗矢香 チャイコフスキー&メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー – Pyotr Il’yich Tchaikovsky (1840-1893)
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 35
Violin Concerto in D Major, Op. 35
1.(19:39) I. Allegro moderato
2.(06:34) II. Canzonetta: Andante
3.(10:59) III. Finale: Allegro vivacissimo
total(37:12)
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フェリックス・メンデルスゾーン – Felix Mendelssohn (1809-1847)
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op. 64
Violin Concerto in E Minor, Op. 64, MWV O14
4.(14:05) I. Allegro molto appassionato
5.(08:23) II. Andante
6.(06:54) II. Allegretto non troppo – III. Allegro molto vivace
total(29:22)
庄司紗矢香 – Sayaka Shoji (ヴァイオリン)
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 – Radio France Philharmonic Orchestra
チョン・ミョンフン – Myung-Whun Chung (指揮)
チャイコフスキー&メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 庄司紗矢香 チョン・ミョンフン フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
HMVオンラインより
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 庄司紗矢香、チョン・ミョンフン&フランス放送フィル
ロシア的な抒情と情熱が融合した、悲哀感に満ちた美しい旋律が魅力的なチャイコフスキー。冒頭からソロ・ヴァイオリンが甘美に歌う、哀愁を帯びた抒情的な名旋律があまりにも有名なメンデルスゾーン。ロマン派のヴァイオリン協奏曲の傑作2曲を、庄司紗矢香がチョン・ミョンフンとフランス国立放送フィルハーモニーの好サポートを得て、全身全霊を込めて確信に満ちた演奏を聴かせてくれる。輝く才能と若い生命力が発露するアルバム。
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