こんにちは、
ともやんです。
世界的な巨匠なのに、忘れたようにあまり聴かない人がいます。
ベルナルト・ハイティンクがその人です。
ハイティンクは、若くして名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の指揮者になった人で、1929年生まれといいますから、今年90歳になられます。
4年前にロンドン交響楽団と来日されていますが、現在も演奏活動されているのでしょうか?
2つの年上のブロムシュテットが、昨年元気な姿を見せていましたが、元気でおられることを祈ります。
さて、今日はそのハイティンクのCDを紹介します。
ハイティンクとコンセルトヘボウ管 チャイコフスキー交響曲全集
ハイティンク指揮ロイヤル・コンセウルトヘボウ管弦楽団のチャイコフスキー交響曲全集から第5番を聴きました。
70年代のアナログ録音は、既に芸術の域に達していました。
音が素晴らしいです。
そんな最高のアナログ録音で聴くハイティンクのチャイコフスキーは、熟成されたワインか日本酒のように、まろやかで豊潤な響きを包んでくれます。
ハイティンクの正攻法な指揮とコンセウルトヘボウ管の厚みのあるしかも色彩感豊かな音に身を任せたい演奏です。
いままでハイティンクを聴かなかったのは大いなる損失でした。
ハイティンクの名盤 チャイコフスキー交響曲全集
『チャイコフスキー: 交響曲全集』
【曲目】
チャイコフスキー:
<Disc1>
交響曲第1番ト短調『冬の日の幻想』
交響曲第2番ハ短調『小ロシア』
<Disc2>
交響曲第3番ニ長調『ポーランド』
スラヴ行進曲
幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』
<Disc3>
交響曲第4番ヘ短調
イタリア奇想曲**
大序曲『1812年』
<Disc4>
交響曲第5番ホ短調
序曲『嵐』
<Disc5>
交響曲第6番ロ短調『悲愴』
幻想序曲『ロメオとジュリエット』*
<Disc6>
マンフレッド交響曲
【演奏】
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】
1972~1979年, 1964年*, 1961年** (ステレオ) 原盤: PHILIPS
チャイコフスキー:交響曲第1番 – 第6番/祝典序曲「1812年」/イタリア奇想曲(ロイヤル・コンセルトヘボウ管/ハイティンク)
西欧的な叙情性を漂わせたハイティンクの手法
ハイティンクとコンセルトヘボウの関係が深まっていった時期の録音です。コンセルトヘボウの、ほの暗い陰影をたたえた堂々たる響きで構築されたチャイコフスキーの音楽世界を十全に語りつくしています。
ロシア臭さ・土俗的なものを強調せずに西欧的な演奏は、気品のある落ち着いた運びのなかで、雄渾な情熱と美しい叙情性を十全に語りつくしています。
ユニバーサル・ミュージック/IMS
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