シモーネ・ヤングは、1961年オーストラリア・シドニー生まれで今年で58歳。
もっと若いイメージがありましたが、自分も年を取っているのだからしょうがないですね。
さて、女性の指揮者として名前は以前から知っていましたが、CDでその演奏を初めて聴きました。
女性だからということもあり、どっちかというとモーツァルト、シューベルト、メンデルスゾーン、シューマンと
いったところが得意なのかなと勝手に思っていましたが、ごめんなさい。
こんな先入観を持つこと自体、固定観念に縛られていますね。
ディスコグラフィーを見るとブルックナー全集は既に終わっているし、マーラーの録音も進んでいます。
ブラームスの交響曲全集もあるし、ワーグナーの歌劇も録音しています。
当たり前なことですが、指揮者の仕事として男性と全く同じだということです。
頻繁に来日もしているということで、ぜひ実演を聴いてみたい一人です。
西本智美さんと一緒に惹かれる指揮者です。
シモーネ・ヤングのブルックナー第6番 美しくしなやかに
第6番は、ブルックナーの交響曲の中でも、第1番、第2番とならんで1時間を切る小曲?です。
第2楽章などは、アルプスの山間に咲く、可憐な高山植物の花を連想させます。
そんな第6番をヤングは、心をこめて演奏しています。
実演で目の前で演奏されたら、泣きそうになってしまうだろうな。
オーケストラも想いを胸いっぱいにして弾いているが、伝わってきて嬉しい名演の名盤です。
シモーネ・ヤングの名盤 ブルックナー交響曲第6番
アントン・ブルックナー – Anton Bruckner (1824-1896)
交響曲第6番 イ長調 WAB 106 (ノヴァーク版)
Symphony No. 6 in A Major, WAB 106 (ed. L. Nowak)
1.(15:26) I. Maestoso
2.(16:08) II. Adagio. Sehr feierlich
3.(08:36) III. Scherzo: Nicht schnell – Trio: Langsam
4.(14:24) IV. Finale: Bewegt, doch nicht zu schnell
total(54:34)
ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団 – Hamburg Philharmonic Orchestra
シモーネ・ヤング – Simone Young (指揮)
録音: 14-16 December 2013, Live recording, Laeiszhalle Hamburg, Germany
【SACDハイブリッド】 Bruckner: Symphony No.6 (1881) シモーネ・ヤング 、 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
ブルックナー(1824-1896)の交響曲の中では、5番と同じく改訂されていないため、異稿版も存在しないこの第6番。シモーネ・ヤングの指揮も極めてオーソドックスなものであり、いつのもように精度が高く、燃えるような情熱を傾けた素晴らしい演奏となっています。この演奏の素晴らしさには、いつもは口うるさい批評家たちも、2013年12月16日の「Hamburger Abendblatt」紙上で全員が賛辞を送ったということです。ヤングのブルックナー・ツィクルスもそろそろ終盤戦に突入。一層の名演が期待されます。
CD帯文より
「クラシック名盤 聴かずに死ねるか!」メルマガを始めました。
クラシック音楽の関する各種情報、お得な情報をご案内します。
メルマガ名は、「クラシック名盤 聴かずに死ねるか!」です。
ご登録はこちらから。もちろん無料です。
メルマガ「クラシック聴かずに死ねるか」登録はこちらです
コメント