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グルダ 交響曲 ト長調 ピアノ小品曲集

交響曲
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こんにちは、
ともやんです。

グルダの交響曲?
フリードリヒ・グルダ(1930-2000)は、ウィーン出身の名ピアニストです。昨年が生誕90年にして没後20年でした。

グルダと言えば、クラシックの分野に留まらず、ジャズの奏者としても知られています。
ただ、残念がら僕はグルダと言えば、ベートーヴェンのピアノソナタ全集の軽快にして深い演奏が好きです。

そんなグルダの未発表の作品の録音が先月の終わりころリリースされました。

自作の『交響曲 ト長調』と1971年6月6日に行われたハイデルベルク・ジャズ・フェスティバルのライブです。

自作の交響曲は、三楽章のもので、各楽章が10分以上で全曲35分を要する大曲。
一般の交響曲というより、協奏交響曲、ビッグバンド、上質な映画音楽などいろんな要素をもった素敵な曲です。

ギター、サックス、ドラムソロなどもあり、この曲を聴いて、マイルス・デイヴィスの『In A Silent Way』や『Bitches Brew』を思い起こしましたが、作曲されたのが、同時代ということを考えるともしかして当時の音楽ムーブメントに乗っていたのかもしれません。。

後半はハイデルベルクでのピアノ・ソロでのライヴを収録。

美しいメロディとスリリングな展開を併せ持つ、グルダならではの緩急を付けた音楽が素晴らしく、収められた拍手に聴衆との交流も感じられる、心温まる貴重な記録です。

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フリードリヒ。グルダ 交響曲ト長調

フリードリヒ・グルダ – Friedrich Gulda (1930-2000)
交響曲 ト長調
Symphony in G Major

1.(12:56) I. Maestoso – Allegro con brio
2.(10:38) II. Andante
3.(12:07) III. Adagio – Allegro assai
total(35:41)

シュトゥットガルト放送交響楽団 – Stuttgart Radio Symphony Orchestra
シュトゥットガルト南ドイツ放送ダンス・オーケストラ – Stuttgart South German Radio Dance Orchestra
フリードリヒ・グルダ – Friedrich Gulda (指揮)
録音: 20 November 1970, Villa Berg, Stuttgart, Germany

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フリードリヒ・グルダ ハイデルベルク・ジャズ・フェスティバル ライブ

ピアノ・ソナチネ – 第1楽章 アントレー
4.(06:14)Sonatine: I. Entree

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フリッツ・パウアー – Fritz Pauer (1943-2012)
メディテーション – 第2曲 エチュード
5.(06:27)Meditationen: No. 2. Etude

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ピアノ変奏曲
6.(11:34)Piano Variations

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プレイ・ピアノ・プレイ – 第4曲 アレグロ・マ・ノン・トロッポ
7.(04:04)Play Piano Play, “10 Pieces for Yuko”: No. 4. Allegro ma non troppo

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前奏曲とフーガ
8.(04:35)Prelude and Fugue

フリードリヒ・グルダ – Friedrich Gulda (ピアノ)
録音: 6 June 1971, Konigssaal, Schlos, Heidelberg, Germany
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グルダ: 交響曲ト長調 フリードリヒ・グルダ シュトゥットガルト放送交響楽団 南ドイツ放送ダンス・オーケストラ

発見、グルダの「交響曲」!シュトゥットガルト放送響がビッグバンドに!

フリードリヒ・グルダの自作を中心としたジャズのパフォーマンスを収録したアルバム。中でも注目は、スタジオでセッション録音されていた「交響曲ト長調」です。不思議なことに、この作品の存在はこれまで誰にも知られておらず、今回SWRのアーカイヴにグルダの過去の録音を探していたところ、偶然発見されました。グルダが何のためにこの作品を書いたのか分かっておらず、さらに公開で演奏された形跡もありません。古典的なソナタ形式にジャズのイディオムを融合させて作曲されており、ジャズ・バンドとクラシカルな弦楽合奏の共演の形で、各楽章10分以上、全3楽章で35分という大作となっています。弦楽も含めた全体がスイングする様は圧巻ですが、ふとバロック音楽のようなフレーズが挿入されたり、当時全盛だったムード音楽のような甘いストリングスやオーボエが聴かれたりと、グルダの持つ音楽性の幅広さがいかんなく発揮された聴き応えのある作品。こんな絶品が長い間埋もれていたとは驚きです。後半はハイデルベルクでのピアノ・ソロでのライヴを収録。美しいメロディとスリリングな展開を併せ持つ、グルダならではの緩急を付けた音楽が素晴らしく、収められた拍手に聴衆との交流も感じられる、心温まる貴重な記録です。
ナクソス・ジャパン



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