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カールベーム CD シューベルト 交響曲第5番&未完成

こんにちは、
ともやんです。

今日は、来年1月20日にリリース予定のカール・ベーム指揮ウィーンフィルハーモニーの演奏による、フランツ・シューベルトの交響曲第5番と第8番”未完成”をご案内します。

この音源自体は、過去に発売されていますが、今回は初SACD化ということです。

今回のSACD化は世界初で、SACDハイブリッド盤として限定販売となります。

そこで、この演奏内容について記したいと思います。

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カールベーム 名盤 シューベルト交響曲

カール・ベームは、ベルリンフィルとシューベルトの交響曲全集を録音しています。
ただ、その他に録音しているライブ、セッション含めて、ベームは特に第5番、未完成、ザ・グレイトを得意としていたようで、多く残されています。

来日公演でも”未完成”と”ザ・グレイト”の実況録音盤もあります。

さて、僕の愛読書に吉田秀和著『世界の指揮者』があります。吉田氏の体験からの著書で音楽論というよりもエッセイ風な文章で、なかなか面白です。

その中のベームに関する章は、なかなか秀逸でベームの人となりを感じさせるものです。

吉田氏が、ドイツにしばらく滞在中にベームがウィーン交響楽団(ベルリンフィルの可能性もあり)とのシューベルトの「ザ・グレイト」の練習風景と翌日の実演を放送する番組を観たそうです。その観た内容を書かれていますので、以下に抜粋して表示します。

『ベームの練習での指示をみていると、その内容は、リズムの正確な扱い、特に付点音符、それからクレッシェンド、ディミヌエンド、フォルテ、ピアノといったダイナミックの綿密忠実な扱い、いろいろな楽器の間でのバランス、特におもしろいのはいくつかの声部が重なって和声をなす時と、そうでなくて声部がいわば横の流れとして旋律的な役目を持つときとの、そのけじめの厳守等といったものが主である。

中略

ベームの指示が、徹頭徹尾こういった細かい、いわゆる重箱の隅をほじくるような行き方につきるのに、それによって音楽がどんどん見事なものになってゆくのは、驚くほかない。』

そして、吉田氏は、リハーサルでは、ベームのオーケストラに対しての重箱の隅をつつくような細かな指摘が、実演では、実に爽やかで力強い作品を聴いたという充実感でしかない、と締めくくり、これを「ベームの不思議」と表現しています。

本当は、「ベームの奇蹟」と呼びたいところだが、そこまではおおげさと考えたようで、職人ベームの面目躍如というところでしょうか。

ウィーンフィルとのライブで演奏された”未完成”は、まさに見事な演奏で聴き惚れてしまいました。

ゆったりしたテンポ、細部まで神経が行き届いた充実した響き。イントロのチェロとコントラバスの主題提示からぞくぞくしてしまいます。

ぜひ、聴いて欲しい名演です。

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カールベーム シューベルト 交響曲第5番&”未完成”

フランツ・シューベルト – Franz Schubert (1797-1828)
交響曲第8番 ロ短調 「未完成」 D. 759
Symphony No. 8 in B Minor, D. 759, “Unfinished”

1.(13:02) I. Allegro moderato
2.(12:20) II. Andante con moto
total(25:22)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
カール・ベーム – Karl Bohm (指揮)
録音: June 1977, Pfarrkirche, Hohenems, Austria

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フランツ・シューベルト – Franz Schubert (1797-1828)
交響曲第5番 変ロ長調 D. 485
Symphony No. 5 in B-Flat Major, D. 485

3.(05:48) I. Allegro
4.(10:47) II. Andante con moto
5.(05:54) III. Menuetto: Allegro molto
6.(05:51) IV. Allegro vivace
total(28:20)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
カール・ベーム – Karl Bohm (指揮)
録音: December 1979, Grosser Saal, Musikverein, Wien, Austria

シューベルト: 交響曲第8番《未完成》・第5番<タワーレコード限定> カール・ベーム 、 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ベームは交響曲全集を録音しているとは言え、実際のレパートリーはこの2曲と「グレイト」が多かったようです。
「第5番」は1954年にウィーン・フィルとDECCAに収録された音源を含めると、セッション録音を3度行っています。
「未完成」も実況録音も含めると数が多く、ウィーン所縁のシューベルトを演奏し続けました。日本公演も製品化されている「未完成」含めベームのライヴは人気も高く、この1977年の演奏は普段見せるベームの厳格な表情というよりは幾分フォーカスが柔らかめであり、全体的に流麗な演奏になっています。
一方、「第5番」はセッションを組んでじっくり取り組んだ感があり、高い集中度での的確な指揮はベームらしい堅牢な響きを重視しており、この曲の名盤のひとつとして今後も聴き継がれて行くでしょう。
尚、音質はマイクの制限もあるライヴと、セッションではかなり異なっています。「未完成」では会場の雰囲気を伝える間接音も豊富に、「第5番」では当時のDGのアナログ録音の完成期に当たることもあって、解像度の高い美しいウィーン・フィルの音色が最高音質で再現されています。



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