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ジョージ・セル 名盤 ブラームス交響曲第3番

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こんにちは、
ともやんです。

ハンガリーのブタペスト生まれで、クリーヴランド管弦楽団を世界のトップクラスにまで育てた名指揮者ジョージ・セル。
昨年2020年が、没後50年でした。

手兵クリーヴランド管弦楽団とは、ステレオで膨大な録音がありますが、今日は最近手に入れたクリーヴランド管以外とのブラームスの交響曲全集について書きます。

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ジョージ・セル ブラームス交響曲全集より

イタリアのミラノのMemories Excellenceというレーベルは、伝説のライブや懐かしの録音の復刻盤を多く出しています。玉石混交のようですが、僕が値段も手頃で、企画も面白いので割と買っています。

今回僕が入手したのは、1951年から59年にヨーロッパの主要オケを指揮した録音です。
第3番以外がライブ録音。
今回は、まず唯一のスタジオ録音であるコンセルトヘボウ管との第3番をご案内します。

第3番は、1951年の録音ということで、セルもまだ50代前半。
颯爽とした熱い演奏を聴かせてくれます。この曲は、第3番ということから、初演指揮者のハンス・リヒターは、ブラームスの英雄交響曲と言ったそうですが、彼の交響曲では唯一全楽章静かに終わります。
また、第3楽章の哀愁を感じさせる曲調などから、僕自身は独身で50代を迎えた中年ブラームスの淋しさ、侘しさが感じられます。

僕は、ブラームスの最大の特徴は、センチメンタルだと思っています。
この第3交響曲には、中年のブラームスが、まだまだいける、いやいやそろそろ疲れてきた、なんて葛藤を演じている心の中が見えるような気がします。

朝比奈さんが、ブラームスは、中年以降の男性によくわかる、というようなことを言っていたそうですが、60歳を越えた僕にはなんかわかるような気がします。

だから評論家の宇野功芳さんなんかは、ブラームスは根暗だから苦手だと公言していました。

さて、セルの演奏にも第1楽章の情熱と第3楽章の哀愁がよく表現されてた名演です。

いきなりこんな名演が聴けて、この2枚組は購入して正解でした。
次回以降は、他の3曲に言及したいと思います。

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ジョージセル 名盤 ブラームス交響曲第3番

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第3番 ヘ長調 Op. 90
Symphony No. 3 in F Major, Op. 90

1.(09:46) I. Allegro con brio – Un poco sostenuto
2.(07:41) II. Andante
3.(05:46) III. Poco allegretto
4.(08:43) IV. Allegro – Un poco sostenuto
total(31:56)

アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 – Concertgebouw Orchestra Amsterdam
ジョージ・セル – George Szell (指揮)
3/September/1951 Studio Recording

ブラームス: 交響曲集 ジョージ・セル 、 ルツェルン祝祭管弦楽団 、 ケルンWDR交響楽団 、 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 、 北ドイツ放送交響楽団

燃え盛るライヴを中心とした好企画。ジョージ・セルは類まれなる情熱家でありましたが故に厳正な規律を自らに、そしてオーケストラに課したのでしょう。無味乾燥なインテンポではなく、大胆なテンポ変化も散見され、それが見事に決まっています。芸風としてはやはり派手な指揮者であったと言えましょう。巨匠のルーツであるヨーロッパにおける演奏というところがポイント。高名なクリーヴランド管とのスタジオ録音とも時期が被りますので聴き比べもマニアには楽しみな全集の登場です。ミューズ貿易



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