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アンセルメ 名盤 ムソルグスキー『展覧会の絵』ラヴェル編曲版

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こんにちは、
ともやんです。

スイスの名指揮者エルネスト・アンセルメの録音では、ハイドン、ベートーヴェンを時々聞きます。

理知的で明快な演奏は、ハイドンにはよく合うし、ベートーヴェンでも意外な発見があります。

アンセルメが得意とするのは、ストラヴィンスキーを代表とする近代から現代のロシア音楽やフランス音楽などで、ハイドンからベートーヴェンの古典派や、ドイツ・オーストリアのロマン派の録音は少ないです。

ベートーヴェンの交響曲全集は、意外や現代的な感覚の演奏で、長らくカタログには載っていますが、ブラームスの交響曲全集は、ずっと廃盤のようです。

本日は、彼の得意とするムソルグスキー、ラヴェル、レスピーギの録音をご案内します。

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アンセルメ 来日 実演では真価が分からず

アンセルメが自ら1918年に創設したスイス・ロマンド管弦楽団によるレコードは、イギリス・デッカとの録音で、その鮮明な音色と躍動感溢れるリズムで日本の音楽ファンにも広く支持されていました。

そんな人気もあって1964年にNHK交響楽団の招きで初めて来日しています。

演奏会では、ムソルグスキー「展覧会の絵」、ファリャ「三角帽子」、ストラヴィンスキー「火の鳥」組曲などが取り上げました。

ところが演奏は思いのほか平凡で、アンセルメは本当に名指揮者なのか、それとも録音技術によって作り上げられた虚像なのかと謎に包まれたままでした。

4年後には、手兵スイス・ロマンド管弦楽団と再度日本公演を果たしましたが、前回の失望を覆すほどではなかったそうです。

彼は、全休の少ない日本のコンサートホールでは、自分たちの真価は発揮できない、ぜひ本拠地のヴィクトリア・ホールで聴いて欲しい、と言い残して日本を後にしたそうです。

音楽家も色々です。ライヴで本領を発揮する人もいれば、録音で聴く方がいい人もいます。

アンセルメ 名盤 ムソルグスキー『展覧会の絵』ラヴェル編曲版

モデスト・ペトロヴィチ・ムソルグスキー – Modest Petrovich Mussorgsky (1839-1881)
組曲「展覧会の絵」(M. ラヴェルによる管弦楽編)
Pictures at an Exhibition (arr. M. Ravel for orchestra)
編曲 : モーリス・ラヴェル – Maurice Ravel

1.(03:57) プロムナード- 第1曲 小人
Promenade – I. The Gnome
2.(05:34) プロムナード- 第2曲 古城
Promenade – II. The Old Castle
3.(01:32) プロムナード- 第3曲 チュイルリーの庭
Promenade – III. Tuileries
4.(03:15) 第4曲 ビドロ(牛車) – プロムナード
IV. Bydlo – Promenade
5.(01:15) 第5曲 卵の殻をつけた雛の踊り
V. Ballet of the Unhatched Chicks
6.(02:08) 第6曲 サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ
VI. Samuel Goldenberg and Schmuyle
7.(01:20) 第7曲 リモージュの市場
VII. The Market Place at Limoges
8.(03:30) 第8曲 カタコンベ
VIII. Catacombae: Sepulchrum romanum
9.(03:16) 第9曲 鶏の足の上に建つ小屋(バーバ・ヤガー)
IX. The Hut on Fowl’s Legs (Baba-Yaga)
10.(05:08) 第10曲 キエフの大門
X. The Great Gate of Kiev
total(30:55)

モーリス・ラヴェル – Maurice Ravel (1875-1937)
11.(12:44)ラ・ヴァルス(管弦楽版)11.
La valse (version for orchestra)

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オットリーノ・レスピーギ – Ottorino Respighi (1879-1936)
ロッシーニアーナ P. 148
Rossiniana, P. 148

12.(06:33) I. Capri e Taormina
13.(06:57) II. Lamento
14.(01:55) III. Intermezzo
15.(07:10) IV. Tarantella, “Puro Sangue”
total(22:35)

スイス・ロマンド管弦楽団 – Swiss Romande Orchestra
エルネスト・アンセルメ – Ernest Ansermet (指揮)

【CD】 ムソルグスキー、ラヴェル、レスピーギ: 管弦楽作品集

鮮やかな色彩感のあるレパートリーで定評のあるエルネスト・アンセルメ(1883~1969)が得意とした3つの作品がステレオ録音で登場します。
スイス出身の名指揮者アンセルメは、ストラヴィンスキーとの親交から1915年にディアギレフが主宰した有名なバレエ団「バレエ・リュス」の指揮者となり、このバレエ団に楽曲を提供していた作曲家たちと親しくなります。
また同バレエ団でサティの『パラード』、ファリャの『三角帽子』、ストラヴィンスキーの『ナイチンゲールの歌』『プルチネッラ』『狐』『結婚』などを初演したことは有名です。
親交のあったラヴェルも、アンセルメがその作品の紹介に尽くした作曲家のひとりでした。アンセルメは『ラ・ヴァルス』をラヴェルの没後、パリ音楽院管弦楽団と1947年、1953年に、スイス・ロマンド管弦楽団と1958年、1963年に計4度も録音しています。また、ラヴェル編曲の『展覧会の絵』もロンドン・フィルと1948年に、スイス・ロマンド管弦楽団と1953年、1958年、1959年に、やはり計4度録音しています。ともにステレオLP初期から親しまれたのは4回目のステレオ再録音盤でした。
両曲の3回目にあたる1958年ステレオ録音は、日本ではステレオLPとして1979年に初発売され、1995年にCD化済みでしたが、現在何れも廃盤となっています。今回、海外盤では初CD化となる珍しい音源です。



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