メルマガ登録

アンセルメ ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」他

[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、
ともやんです。

作家の村上春樹は、クラシック音楽をこよなく愛し聴き巧者でもあります。その村上春樹が、LPレコード486枚をカラーで紹介しながら、縦横無尽に論じるというエッセイが6月24日に発売されます。

タイトルは、『古くて素敵なクラシック・レコードたち 村上春樹』です。

現在、タワーレコードでも予約受付中です。

なお本書では、100曲を取り上げ、それぞれLP3~6枚を聴き比べてその数486枚。
それぞれのちがいについて論じているそうです。

また、これはすごいというLPだけではなく、いまいちというLPも取り上げているとか。音楽評論家とか違う視点で論じていると思われるので興味津々です。

スポンサーリンク

アンセルメ ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」

さて、『古くて素敵なクラシック・レコードたち』の中で取り上げられているLPの中から一部が発表になっています。

その一枚が、アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団による、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」です。
なお、このLPには、レスピーギの「風変わりな店」の収録されています。

早速聴いてみました。

録音年1949年?ほんと?70年以上前だよ?本当にこんな素晴らしい録音なの?というほど、モノラルながら多彩な情報量を聴くことが出来る素晴らしい録音です。

アンセルメは、録音に対して多大な興味を示していたそうです。そのため、英デッカに録音した数々の演奏は、録音技師と演奏者の協力作業で成し得たひとつの芸術いうわけです。

けっして、当時の録音技術が思っているほど劣ってはいなかったという証かもしれません。

一方、同時期のフルトヴェングラーの録音が、スタジオ録音でもそれほど鮮明でないのは、フルトヴェングラーの録音に対する協力姿勢とEMIの技術の問題かと思い、残念に思います。

また、一緒に収録されているレスピーギの「風変わりな店」もロッシーニの作品からピックアップした曲をレスピーギが編曲したもので、より多彩なオーケストレーションが楽しめる録音となっています。

ぜひ、聴いてみてください。

スポンサーリンク

アンセルメ ストラヴィンスキー&レスピーギ

オットリーノ・レスピーギ – Ottorino Respighi (1879-1936)
バレエ音楽「風変わりな店」 P. 120 (ロッシーニによる)
La boutique fantasque, P. 120 (after Rossini)

1.(05:49) Overture – Scene
2.(02:04) Introduction – Tarantella
3.(04:21) Introduction – Mazurka – Scene
4.(03:52) Danse cosaque – Valse brillante
5.(02:02) Can-Can – Scene
6.(07:06) Introduction – Valse lente
7.(04:58) Scene – Nocturne
8.(04:32) Galop – Finale
total(34:44)

ロンドン交響楽団 – London Symphony Orchestra
エルネスト・アンセルメ – Ernest Ansermet (指揮)
録音: 20-22 July 1950, Kingsway Hall, London, United Kingdom

——————————

イーゴリ・ストラヴィンスキー – Igor Stravinsky (1882-1971)
バレエ音楽「ペトルーシュカ」(抜粋)
Petrushka (excerpts)

9.(09:49) Tableau 1: The Shrovetide Fair
10.(04:13) Tableau 2: Petrushka’s Room
11.(07:31) Tableau 3: The Moor’s Room
12.(13:42) Tableau 4: The Shrovetide Fair
total(35:15)

スイス・ロマンド管弦楽団 – Swiss Romande Orchestra
エルネスト・アンセルメ – Ernest Ansermet (指揮)
録音: 29-30 November 1949, Victoria Hall, Geneva, Switzerland

レスピーギ/ストラヴィンスキー バレエ音楽集 エルネスト・アンセルメ スイス・ロマンド管弦楽団

スイス出身の名指揮者、エルネスト・アンセルメ。録音技術に多大なる興味を抱いていた彼だけに、この2曲も素晴らしい音が捉えられています。「風変りな店」はDecca盤よりも1か月後の録音。軽やかで粋な表現が魅力的です。ストラヴィンスキーは1949年の録音。こちらも驚くほど鮮明な音が広がります。



スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました