こんにちは。
ともやんです。
鈴木雅明率いるバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)と言えば、ヨハン・セバスティアン・バッハの演奏、録音で世界的に高い評価を受けています。
だから、鈴木雅明と聞けば、すぶJ・S・バッハを思い浮かべます。
しかし、この人レペートリーは広く古典派からロマン派のみならずストラヴィンスキーなどの近代作品も取り上げています。
また指揮者およびBCJとの活動だけではなく鍵盤奏者としての活動も盛んで、バッハのチェンバロ作品全集にも取り組んでいます。
今日は、そんな鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏によるベートーヴェンの交響曲第9番をご案内します。
鈴木雅明 プロフィール
鈴木雅明は、1954年4月29日、兵庫県神戸生まれ。
東京芸大作曲科卒業後、アムステルダムのスウェーリンク音楽院でチェンバロをトン・コープマンに、オルガンをピート・ケーに学びました。
1990年、ピリオド楽器アンサンブルと合唱団からなるバッハ・コレギウム・ジャパンを創設してその音楽監督に就任しました。
’92年からヨハン・セバスティアン・バッハの教会カンカータ全曲シリーズを中心とする連続演奏会を神戸と東京で開始、現在までに全ヨーロッパ、アメリカ合衆国、カナリア諸島にいたるまで各国で幅広く公演を行いました。
また’95年の『ヨハネ受難曲』を皮切りとして数十点におよぶCDを録音して、国際的に高い評価と知名度を得るに至りました、
また鈴木は指揮者としても欧米のピリオド楽器オーケストラへの客演も多く、エンシェント・ミュージック室内管弦楽団やコレギウム。ヴォカーレ・ゲント&フライブルク・バロック管弦楽団でも共演しています。
また国内でも各地のモダン楽器オーケストラを指揮する機会も多くなりました。
今回のベートーヴェン第九に関してもバロック指揮者が、奇をてらって演奏したのではなく、演奏を聴けばわかりますが、研究し尽くした自信溢れる感動が伝わってきます。
鈴木雅明&BCJ ベートーヴェン交響曲第9番 震える名演
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral”
作詞 : フリードリヒ・フォン・シラー – Friedrich von Schiller
アン=ヘレン・メーン – Ann-Helen Moen (ソプラノ)
マリアンネ・ベアーテ・シェラン – Marianne Beate Kielland (アルト)
アラン・クレイトン – Allan Clayton (テノール)
ニール・デイヴィス – Neal Davies (バス)
バッハ・コレギウム・ジャパン合唱団 – Bach Collegium Japan Chorus
バッハ・コレギウム・ジャパン – Bach Collegium Japan
鈴木雅明 – Masaaki Suzuki (指揮)
録音: January 2019, Tokyo Opera City Concert Hall
1.(14:26) I. Allegro ma non troppo e un poco maestoso
2.(14:08) II. Molto vivace
3.(14:31) III. Adagio molto e cantabile
4.(02:37) IV. Finale: Presto –
5.(03:21) IV. Allegro assai –
6.(03:28) IV. Presto: O Freunde, nicht diese Tone (Bass, Soprano, Alto, Tenor, Chorus) –
7.(03:53) IV. Allegro assai vivace. Alla marcia: Froh, Froh, wie seine Sonnen fliegen (Tenor, Chorus) –
8.(03:02) IV. Andante maestoso: Seid umschlungen (Chorus) –
9.(02:13) IV. Allegro energico, sempre ben marcato: Seid umschlungen (Chorus) –
10.(02:15) IV. Allegro ma non tanto: Tochter aus Elysium (Soprano, Alto, Tenor, Bass, Chorus) –
11.(01:49) IV. Poco allegro – Prestissimo: Seid umschlungen, Millionen! (Chorus)
total(65:43)
【SACDハイブリッド】 ベートーヴェン: 交響曲第9番《合唱付き》 鈴木雅明 、 バッハ・コレギウム・ジャパン
2019年最大の注目盤リリース!!
ベートーヴェン生誕250周年&
バッハ・コレギウム・ジャパン設立30周年記念
鈴木雅明率いるBCJが遂に第九(2019年録音)をライヴ収録!SACDハイブリッド盤。1990年に鈴木雅明によって設立され、1995年以来スウェーデンBISレーベルより数多くのディスクをリリースしてきた世界の第一線で活躍するバッハ・コレギウム・ジャパン。2020年のベートーヴェン生誕250周年と当団結成30周年を記念して第九を東京オペラシティ・コンサートホールにてライヴ収録しました!
当団は1998年にワーグナー編のピアノ独奏版(ピアノ:小川典子)を録音し、少人数による清楚な合唱が高く評価されたBCJのベストセラー盤がありますが、この度アン=ヘレン・モーエン、マリアンネ・ベアーテ・キーラント、アラン・クレイトン、ニール・デイヴィスという豪華なソリスト陣を迎えてBCJの管弦楽と合唱による演奏でオリジナルの第九を録音することが実現しました。
鈴木雅明の巧みなコントロールで緊張感を維持しながら快活なテンポで推進力のある演奏を展開。BCJの卓越した技術と豊かな表現力を再認識できる充実のアルバムが完成しました。レコーディングは長年BCJの録音を手掛けているハンス・キプファーが担当。ライヴならではの臨場感をとらえた極上の録音を堪能することができます。
2019年1月の感動の演奏会を収めたアルバム・リリースは2020年のベートーヴェン・イヤーを前に話題必至の大注目盤といえましょう。
キングインターナショナル
まとめ
鈴木雅明は、30代で自らピリオド楽器のオーケストラを創設して、活動を始めていることでその覚悟のほどが伺えます。
鈴木雅明というとバッハという印象が強く、僕もベートーヴェンの第九?と聞いて意外に思いましたが、聴きだした瞬間そんな杞憂は吹っ飛びました。
今年所属している合唱団で、J・S・バッハの『マタイ受難曲』を歌いました。
練習している期間、マタイ受難曲をいろいろ聴きましたが、鈴木雅明&BCJは、正攻法の感銘深い演奏でした。
もっと聴きたい音楽家です。
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