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ケント・ナガノ ベートーヴェン 運命

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こんにちは、
ともやんです。

児玉麻里によるベートーヴェンのピアノソナタご紹介しました。
その際、夫のケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ響との共演によるベートーヴェンのピアノ協奏曲の録音にも触れました。

協奏曲の方は、児玉麻里のピアノももちろん素晴らしいのですが、ケント・ナガノの伴奏にも何か気持ちのいいものを感じたのです。

なんて言うんだろう、さらっと出会って通り過ぎた人に、何か気になって後で思い出すような、でもそれは悪い印象ではなく、何か清々しい印象が残されたような。
児玉麻里のピアノがどちらかと言うと溢れる情感をグッと抑えた禁欲的演奏なのに対して、ケント・ナガノの伴奏指揮は、バランス感覚の鋭いメリハリのある演奏だったのです。

そこで気になった僕は、ケントナガノでベートーヴェンの「運命」を聴いてみました。

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ケント・ナガノ ベートーヴェン交響曲第5番 運命

ケント・ナガノは、1951年カリフォルニア生まれの日系三世。風貌が小澤征爾と小林研一郎を足して二で割った感じで、それが親近感を感じさせるよりもなんか逆に遠ざける感じがあって、ほとんど聴いてこなかったのです。

僕には割とそんな先入観に左右されることがあり、近頃では反省して幅広く聴くようにしています。なんと言っても60歳を越えたらいつまで聴くことが出来るかわからないので、聴けるときや聴こうと思った時に聴いとかないと、聴かずにあの世に行ってしまいそうに思うからです。

さて、ケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団の演奏でベートーヴェンの「運命」を聴きました。
ナガノは、2006年のモントリオール交響楽団の音楽監督に就任し、ベートーヴェンの交響曲9曲を録音しました。

 


※モントリオールの風景
ナガノのレパートリーは、どちらかというと近代から現代で、僕自身があまり聴かないので、それでナガノの接点がなかったことも聴かなかった理由の一つです。

運命が収録されている2枚組CDは、その他、悲劇「エグモント」のための音楽などと一緒に収められていますが、僕はまだ運命以外はエグモント序曲を聴いたくらいです。
これから聴いて行くのを楽しみにしています。

ナガノ指揮モントリオール響の「運命」を聴いていると”君子の交わりは淡きこと水の如し”という故事を思い浮かべました。

つまりこの”運命”という曲が持つ様々な逸話や解釈の歴史を一旦白紙にして、何もないキャンパスにさっと書き始めたという清々しさを感じさせる演奏です。

速めのテンポで清々しく颯爽とした演奏で、かと言って軽くなく内声部も充実した見事な演奏で、さっと通り過ぎていくのに、聴き終わるとまた聴きたくなる演奏です。

ぜひ、その感覚を体感して欲しいと思います。

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ナガノ&モントリオール響 ベートヴェン交響曲第5番”運命”

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67
Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67

1.(07:00) I. Allegro con brio
2.(08:49) II. Andante con moto
3.(08:03) III. Allegro –
4.(10:15) IV. Allegro
total(34:07)

モントリオール交響楽団 – Montreal Symphony Orchestra
ケント・ナガノ – Kent Nagano (指揮)
録音: September 2007, January and February 2008, Studio MMR, McGill University, Montreal, Canada

ケント・ナガノ・コンダクツ・ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」、「エグモント」&「ザ・ジェネラル(司令官)」

ケント・ナガノ、RCA Red Sealレコーディング・プロジェクト始動。第1弾はモントリオール交響楽団との初録音となるベートーヴェン・アルバム。人間の平等、自由への解放を掲げたフランス革命が21世紀によみがえる!



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