こんにちは、
ともやんです。
5月のGW明けに約300枚のLPレコードをディスクユニオンに査定に出していましたが、昨日ようやく査定額出て、メールで連絡が来ました。
僕は、1枚当たり100円と概算し、それくらいの査定が出ればいいなと思っていましたが、ほぼそれに近い査定額でしたので、返信で買取を依頼しました。
さて、ディスクユニオンというと中古店の最大手です。
僕もかなりディスクユニオンでCDを買い求めました。サラリーマン時代は、定期的に新宿のクラシック館に行って、掘り出し物を探し求めたものです。
ディスクユニオンの査定について
さて、ディスクユニオンは、1枚当たり査定額が10円を超す場合は、明細を付けてくれていますが、約1/4が明細に記されていました。だから残りはまとめていくらという査定です。
さて明細に記されていた査定額をチェックしてわかったことは、
1、ジャズ、ロック系の査定額は高い
2、クラシックは輸入盤の査定額が高い傾向
3、特に旧西ドイツ盤の査定額が高い
さて、ここで1,000円以上査定が付いたLPを見てみます。
査定額1,000円以上ということは店頭には1万円以上の値付けで出ると思います。
それだけ貴重盤ということです。
一番高い査定がついたのが、アバド指揮ウィーンフィルによるベートーヴェン交響曲第2番&第5番なのです。
この盤は、西ドイツ盤です。これがなんと2,400円。
次が、バーンスタイン指揮ウィーンフィルでソリストがマイスキー、クレーメルによるブラームスの二重協奏曲と大学祝典序曲。やはり西ドイツ盤で1,500円。
3番目が、ムーティ指揮フィルハーモニア管によるチャイコフスキー交響曲第4番のイギリス盤で1,200円。
4番目が、クナッパーツブッシュ&ウィーンフィルによるポピュラー曲集で1,000円。これは確か国内盤だったと記憶します。
これは意外な結果でした。つまりアバド盤にしろバーンスタイン盤にしろ現在もCDで簡単に手に入ります。
僕の推測ですが、共に西ドイツ盤というのがポイントだと思います。ドイツが統一されたのが1990年10月3日。
そしてアバド盤が録音されたのが87年、バーンスタイン盤が83年。
多分リリースされたのが、それから数ヵ月から1年ほど後でしょうから、西ドイツ盤としてプレスされた数が少なく希少盤としての扱われたのだと思うのです。
ムーティ&フィルハーモニア管によるチャイコフスキーは、現在希少盤または現在入手困難盤だと推測します。理由は、ムーティのチャイコフスキーの交響曲というとフィラデルフィア管との全集が現在出ていますが、フィルハーモニア管の下となる中古市場をみないといけません。
これはクナッパーツブッシュ盤にも言えます。
アバド&ウィーンフィル ベートヴェン交響曲第2番&第5番
さて、改めてアバド&ウィーンフィルによるベートヴェン交響曲全集から第2番と第5番を聴いてみました。アバドは、後年ベルリンフィルとも全集を録音していますが、断然ウィーンフィル盤がいいです。
アバドの端正な表現とウィーンフィルの豊かでコクのある響きが素晴らしいです。
また特に第5番では、内声部を鋭く弾かせることで緊迫感の演出も見事です。
タワーレコードのレビューにもありましたが、何度でも聴き込みたい演奏です。
ベートーヴェンの交響曲全集をお考えの方にはおすすめの全集です。
アバド&ウィーンフィル ベートヴェン交響曲第2番&第5番
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第2番 ニ長調 Op. 36
Symphony No. 2 in D Major, Op. 36
1.(12:26) I. Adagio molto – Allegro con brio
2.(11:21) II. Larghetto
3.(03:30) III. Scherzo: Allegro
4.(06:25) IV. Allegro molto
total(33:42)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
クラウディオ・アバド – Claudio Abbado (指揮)
録音: February 1987, Grosser Saal, Musikverein, Wien, Austria
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交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67 – 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ
Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67: I. Allegro con brio
5.(07:53) I. Allegro con brio
6.(10:07) II. Andante con moto
7.(05:24) III. Allegro
8.(11:05) IV. Allegro
total(34:29)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
クラウディオ・アバド – Claudio Abbado (指揮)
録音: October 1987, Grosser Saal, Musikverein, Wien, Austria
素晴らしい演奏です。
まったく奇をてらっていないのですが、流麗なメロディー、響きの美しさ、アバドの歌わせ方にウィーンフィルが完璧に応えています。
模範のような演奏で、かつ、体が勝手に動き出すようなダイナミズム。
価格の点からも、入門者の最初の全集として自信をもっておすすめできますね。
もちろん、いくつも全集をお持ちの方の決定盤としても。
タワーレコードに寄せられたレビューより
アバドの名盤 モーツァルト管弦楽団とのCDトップ5
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