こんにちは、
ともやんです。
今年も大みそかには、上野の東京文化会館に行って、
『ベートーヴェンは凄い!』を聴いて、新年を迎えます。
僕は、2015年からこのコンサートに通い、今年で4回目です。
1日で、ベートーヴェンの9つの交響曲を全曲演奏するという企画です。
聴く方も大変ですが、演奏する方は、まさに命がけというくらいの企画ですが、この企画に果敢の望んでいるのが、世界的指揮者“炎のコバケン”こと小林研一郎です。
2007年から10回(2010年はなし)指揮を続けて今年で11回目です。
小林研一郎も今年で78歳。
企画担当の三枝成彰氏は、コバケンさんには、20回まで頑張ってほしい、などと言っていますが、20回目は、2022年なので小林研一郎も82歳です。
頑張ってほしいですが、僕はずっと通い続けますよ。
ベートーヴェンは凄い!とは?故岩城宏之氏が最初に全曲演奏
最初は、ある女性の夢物語から出発したようですが、2003年にスタートして、その時は、岩城宏之、大友直人、金聖響の三人が振り分けました。
オーケストラも東京交響楽団と東京シティ・フィルハーモニック管が分担しました。
翌2004年と2005年は、岩城宏之が、一人で全9曲を振り、オーケストラもN響メンバーで構成されるようにあり、2004年には、イワキオーケストラというN響メンバー中心の特別編成で演奏をしました。
ところが岩城氏は2006年6月に亡くなったので跡を継いだのが、小林研一郎です。
オーケストラも岩城宏之メモリアルオーケストラという名称になりコンサートマスターもN響の篠崎史紀氏が務めています。
2010年のみ当時80歳のロリン・マゼールが全曲指揮しました。
そして、2011年から再び小林研一郎が一人で指揮しています。
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三枝成彰氏のHPでもご確認ください。
なお、本日現在、まだS席20,000円のチケットが僅かばかり残っているようです。
ベートーヴェンは凄い!僕の大みそかの過ごし方
2015年の1月になじ会社に勤める女性から、このコンサートに行って良かったという話を聞き、僕は早速、2015年の大みそかから3年連続通い、今年で4回目になります。
※2017年のチケット
開演から終わりまで11時間以上かかる長丁場で、途中1時間以上の長い休憩も挟みながら開催されます。
僕はいつもおにぎりと水筒を持って行きます。
上野には正午ごろ着いて、適当に朝食を取り、開演30分ほど前に東京文化会館に入ります。
この日は、朝からもうわくわく、そわそわしています。
※東京文化会館
※始まる前のステージ
※幕間にチェックできる演奏者
※昨年は、ベートーヴェンの第九の自筆譜のコピーが張り出されていました。
いや、いつも7月中旬にチケットが発売されますが、そのチケットを買ってから約5ヵ月ちょっと、待ち遠しくてしょうがありあません。
※プログラム
全ての演奏が終わったら、ちょうど除夜の鐘がなる時間です。
コバケンさんから、すこしメッセージがあります。
確か、2015年か16年の時、
「僕も年だから、来年は別の人になってほしい」
なんて、ちょっと弱気な発言がありましたが、
昨年は、そんなことはありませんでした。
コバケンさんの指揮姿は、とても70代後半(後期高齢者)とは思えない、颯爽としたもので、まだまだ老け込むには早いと思います。
閉場後、観客たちはそれぞれの思いで家路につきますが、ちょうどロビーでオーケストラの有志でロビーコンサートをしています。
コンサートホールから出た観客たちは、そのオーケストラメンバーを何重にも取り囲むようにしています。
僕は、いままで通り過ぎるだけでしたが、今年は最後まで聴いてやろうと思います。
上野からは地下鉄で帰るのですが、年末年始ダイヤで運行しているため問題はありませんが、やはり乗車している人を見ると若者が多いですね。
小林研一郎の英雄 チェコフィル虚飾を排した雄大なスケール
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」 Op. 55
Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 55, “Eroica”
1.(16:31) I. Allegro con brio
2.(18:18) II. Marcia funebre: Adagio assai
3.(06:19) III. Scherzo: Allegro vivace
4.(13:22) IV. Finale: Allegro molto
total(54:30)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 – Czech Philharmonic Orchestra
小林研一郎 – Ken-Ichiro Kobayashi (指揮)
録音: 29-30 April 2010, Dvorak Hall, Rudolfinum, Prague, Czech Republic
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」(チェコ・フィル/小林研一郎)
70歳を迎えた小林研一郎が、ついにベートーヴェンの交響曲全集に着手します。
これまで幾度と録音を重ね、リリースに至らなかったこの本丸に、いま考えうるベスト・パートナーであるチェコ・フィルと第1弾をリリースします。その第1弾の交響曲第3番「英雄」では、重心が低く、ゆったりとしたテンポ設定ながら、力強い前進力のある音楽をくりひろげます。小林自身が、長年指揮者として真摯に音楽に取り組んだ、「一つの結論」ともいえるこれらの演奏を、チェコ・フィルも最大限のサポートで応えています。このコンサートには、ベートーヴェンの子孫であるロプコヴィッツ氏も会場に現れ、最大の賛辞で小林を絶賛したことも、大きなトピックでした。
エクストンが放つ、2010年最大のリリース。小林研一郎=チェコ・フィルの、ベートーヴェン交響曲全集のスタートです。
オクタヴィア・レコード
最後に
大みそかに,コバケンさんのベートーヴェンの交響曲全曲を聴くにあたり、予習のためチェコフィルとの全集を聴き始めました。
“英雄”から聴き始めたのは、この曲が好きだからですが、いやいや凄い演奏です。
チェコフィルとの英雄がこんなに凄いとは思いませんでした。
まさに大河の流れの如くゆったりと流れますが、常に緊張感を持ちながら展開して行きます。
特に第2楽章は渾身の演奏で、コバケンさんの唸り声が随所に聴かれます。
こんな演奏していたら、9曲持たないと思うのですが、ステージでのコバケンさんは、全く力を抜くことはありません。
わぁ、増々楽しみになってきた!
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