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メンゲルベルク ベートーヴェン交響曲第5番「運命」

こんにちは、
ともやんです。

今年は、オランダの大指揮者だったウィレム・メンゲルベルク(1871-1951)の生誕150年にして没後70年の年です。

戦前のオランダでは、絶大な人気を誇っていたようで、国民の人気投票でも数々の著名人を押さえて第1位を獲得したほどです。

しかし、調子に乗っていたのでしょうか、その贅沢な暮らしぶりが税務当局から目を付けられ、税の支払いに関して当局と揉めて、1933年にはスイスに移住しています。

ただ、この決断はメンゲルベルクの老後をみた場合良かったのかもしれません。

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メンゲルベルク 生涯演奏停止処分

オランダ一の人気を誇っていたメンゲルベルクはその後オランダの多くの市民から「裏切者」の烙印を押されることになります。

まず、1940年7月11日に、ナチスドイツの占領下にあったオランダの朝刊紙「テレグラフ」がナチスの機関誌に載ったメンゲルベルクのインタビューを転載。
メンゲルベルクがナチス・ドイツと降伏したオランダとの休戦協定をシャンパンで祝った、という内容が掲載されたことのです。
これには、オランダ市民も反発し、裏切り者として見放すようになります。

また、その後もナチス・ドイツ支配下のドイツ、フランス、ハンガリーなどのオーケストラに客演を続けたことが戦後の仇となりました。

結局、1944年6月にパリで振ったベートーヴェンに第九が生涯最後の演奏会となりました。その後は、スイスの自身の山荘に籠り、戦後はオランダからビザを停止され、戦後の裁判により生涯演奏停止の命が下されたのです。
その後、命令は6年に短縮されましたが、既に80才を目前にしていたメンゲルベルクは復帰することなくその生涯を閉じました。

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メンゲルベルク ベートーヴェン交響曲第5番「運命」

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67
Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67

1.(06:28) I. Allegro con brio
2.(09:09) II. Andante con moto
3.(05:06) III. Allegro –
4.(08:31) IV. Allegro
total(29:15)

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 – Royal Concertgebouw Orchestra
ウィレム・メンゲルベルク – Willem Mengelberg (指揮)
録音:1940年4月18日

ベートーヴェン: 交響曲全集, 歌劇「フィデリオ」序曲<タワーレコード限定> ウィレム・メンゲルベルク 、 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

1940年4月&5月、アムステルダムでのライヴ、同年11月、スタジオ(英雄のみ)録音。

ベートーヴェンはメンゲルベルクのレパートリーの中核でしたが、生前に全曲録音を行うことなく亡くなりました。

この音源はオランダの放送局AVROの保管棚にあった放送用のガラス製ディスクから、メンゲルベルクの没後10年を記念して1961年に初発売されたもの。《英雄》のみは第1楽章の原盤が失われていたため、同年のテレフンケンへのセッション録音がライセンスされています。

演奏前にメンゲルベルクが指揮台をタクトで叩く音から、楽章間のチューニング、演奏後の盛大な拍手まで収めており、古い録音にも関わらず、彼の演奏会に接しているような臨場感を味わうことができます。

とくに奇数番号の交響曲の堂々たる進行、確信をもった濃い表情、終楽章へ向けて白熱する高揚が聴き物です。
byタワーレコード

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最後に

僕が聴いているCDは、フィリップスから出ている50周年限定盤で、Made in the E.U.となっているのでEU諸国のどこか、多分オランダで製作されたものだと思います。

まず聴いてみて音の良さに驚かされます。
それも以下にも古い録音を加工しました、という音質ではなく、オリジナルの原盤自体が良いのか、非常に臨場感溢れる生々しい音のなのです。

メンゲルベルクの録音は、多くはフィリップス社が行っていたそうですが、このライブ録音はオランダの放送局が大切に保管していたそうです。そのプロ魂には感服します。
メンゲルベルクの人となりは置いておいて、音楽として聴いてみるとその素晴らしさに感動すると思います。



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