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アーベントロート ベートーヴェン 交響曲第9番

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こんにちは、
ともやんです。

ヘルマン・アーベントロート(1883-1956)は、戦後は旧東ドイツで活動していた関係で、名前は知っていましたが、それほど多くの録音を聴く機会はありませんでした。

また今年没後65年ということは、僕が生まれる前に世を去っている方で余計昔の指揮者という印象が強いのかもしれません。

ただ近年は、放送録音が多くCD化され、しかもその演奏の一部が爆演として人びとの興味を引くことになり、世代的にもフルトヴェングラーと同世代の指揮者で、名盤を案内する著書には必ず登場する人となっています。

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アーベントロートの芸術

宇野功芳さんの著書の中で、朝比奈隆さんが、ドイツのオケを振ると古参の奏者が、「あなたの風貌や指揮姿から、アーベントロートを思い出す」と言って懐かしがった、というエピソードを紹介しています。

なんか分かるような気がします。
朝比奈さんの背筋を伸ばして、威厳を感じさせる表情は、写真で見るアーベントロートに共通するものを感じさせます。

さて、アーベントロートのプロフィールをチェックしてみましょう。

1883年1月19日、フランクフルト生まれの指揮者。1956年5月29日ドイツのイエーナで没。ミュンヘンで、フェリックス・モットルに師事し、1922年、ベルリン国立歌劇場管の指揮者に就任。1934年からはブルーノ・ワルターの後任としてライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の常任指揮者となる。第ニ次大戦後はライプツィヒ放送響、ベルリン放送響(東ベルリン)の常任指揮者を務め、旧東ドイツ音楽界の重鎮として君臨した。1970年代初めに眠っていた大量の放送録音が陽の目を見ることになり、一躍世界に名が知られた。

また、今から23年前に出版された『名指揮者120人のコレを聴け!』の中で、アーベントロートの芸術について次のように書かれています。

ここではブラームスの交響曲第1番を例に挙げて次のように解説しています。

「第1楽章コラールや第4楽章コーダなどの顕著な、目まぐるしく変動するテンポと、随所に頻出する大芝居的表情づけに徹している。同じような場面の継続的展開を嫌うこのような手法は、クラシック音楽が純粋に芸能であり、演奏家がその個性で覇を競っていた時代ならではの産物であって、ポピュラー音楽が台頭し、一般庶民の関心がクラシック音楽から掛け離れてしまった現在では望むべくもないだろう。」

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アーベントロート ベートーヴェン交響曲第9番

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral”

1.(15:13) I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso
2.(11:23) II. Molto vivace
3.(17:52) III. Adagio molto e cantabile – Andante moderato
4.(24:49) IV. Finale: Presto – Allegro assai
total(69:17)

作詞 : フリードリヒ・フォン・シラー – Friedrich von Schiller
エディット・ラウクス – Edith Laux-Heidenrich (ソプラノ)
ディアナ・エウストラーティ – Diana Eustrati (アルト)
ルートヴィヒ・ズートハウス – Ludwig Suthaus (テノール)
カール・パウル – Karl Paul (バス)
ライプツィヒ放送合唱団 – Leipzig Radio Chorus
ライプツィヒ大学合唱団 – Leipzig University Choir
ライプツィヒ放送交響楽団 – Leipzig Radio Symphony Orchestra
ヘルマン・アーベントロート – Hermann Abendroth (指揮)
録音:1951年 セッション(モノラル)

ベートーヴェン: 交響曲第9番「合唱付き」Op.125 ヘルマン・アーベントロート ライプツィヒ放送交響楽団

残念ながらTAHRA盤を未聴ですが、その翌年の演奏を聴きました。
全体的に早いテンポの颯爽とした演奏で、その中にも聴かせるツボを押さえていてワクワクする演奏になっています。
当時は、クラシック音楽のコンサートが、最高のエンターテイメントとして親しまれていたんだな、と思わせる演奏です。

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アーベントロートの第九 TAHRA盤

曲目:ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 Op.125「合唱」

ヘルマン・アーベントロート(指揮)
ベルリン放送SO.
ティッラ・ブルーム(S)、ディアナ・オイストラリ(A)
ルートヴィッヒ・ズートハウス(T)、カール・パウル(Bs)
ヘルマン・アーベントロート(指揮)
ベルリン放送響
ウンター・デン・リンデン国立歌劇場Cho

録音:1950年12月31日

アーベントロートの第九

待ち望まれていた復活! 数あるアーベントロートの第九でもまず第1に聴かれなければならない超劇的演奏。録音も良好。

フランスのヒストリカル名門レーベルTAHRA盤を期間と数量限定で40%オフで販売しています。TAHRAは、プロデューサーの逝去のため休業状態ということで在庫限定の販売だそうです。当然今後新譜が出ることはないので、各タイトルは非常に貴重になると思われます。
ぜひ、チェックしてください。



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