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メンゲルベルク ニューヨークフィル ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」

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こんにちは、
ともやんです。

メンゲルベルクは1922年から30年の期間、ニューヨークフィルハーモニックの常任指揮者を兼任していました。
今回ご案内するのは、その時に録音されたベートーヴェン交響曲第3番「英雄」です。
SP原盤の復刻ですが、歪みがなく聴きやすいです。というよりも90年前の録音ということが信じられないいい状態です。

特徴としては、第一楽章の提示部を反復していること。
だからSPレコードの場合、裏返すとまた同じ部分をやっているとなって当時としては驚きだったと思います。

演奏は、度々出てくる弦のポルタメントは、やはり僕には古さを感じさせますが、全体的には端正なスタイルで重厚長大なスタイルとは一線を画していてむしろ現代的だと思います。

貴重な録音なのでぜひ聴いてみてください。

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メンゲルベルク ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」イン・ニューヨーク

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」 Op. 55
Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 55, “Eroica”

1.(17:34) I. Allegro con brio
2.(15:58) II. Marcia funebre: Adagio assai
3.(06:10) III. Scherzo: Allegro vivace
4.(11:42) IV. Finale: Allegro molto
total(51:24)

ニューヨーク・フィルハーモニック – New York Philharmonic Symphony Orchestra
ウィレム・メンゲルベルク – Willem Mengelberg (指揮)
録音: 4 and 9 January 1930

ベートーヴェン: 交響曲第3番「英雄」ウィレム・メンゲルベルク 、 ニューヨーク・フィルハーモニック

盤を裏返したらまた同じ音楽が流れてきた!プレスのミスか?
「英雄」の第1楽章提示部をSPで繰り返すとこうなります。
恐らく繰返しを録音した最初のレコードでしょう。

メンゲルベルクを聴くなら後年のアムステルダム・コンセルトヘボウとのもの、一般的にはそう思われている。しかしながら、改めてこのディスクの演奏を聴くと、このニューヨーク時代も十分に個性的であり、完成度の高いものだということがわかる。
音質に関しても、強いハム音が混入したりして、ばらつきのあるテレフンケン盤に比べれば、このアメリカ・ビクターの録音の方がずっと安定している。この「英雄」を最初にCD化したのはBiddulph(WHL020、1994年)だが、このレーベルは消滅してしまったので、このオーパス蔵盤はそれ以来の、信頼出来る復刻盤だ。
久しぶりに耳にしたが、メンゲルベルクらしさがこれほどまでに刻印されているとは驚いた。
テンポは常に揺れているが、テレフンケン盤のように不自然ではないし、フレーズの処理や、管楽器の音色(特徴的なのがトランペットの扱い)など、まさにメンゲルベルクそのものである。
また、テレフンケン盤や同時期のライヴ録音よりも、ずっと若々しいのも魅力である。なお、この時代に第1楽章の提示部が繰り返されているのは、非常に珍しい(この曲の反復を敢行した最初の録音?)。テレフンケン盤では反復は行われていない。(ライナーノートより)
byキングインターナショナル

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ウィレム・メンゲルベルク生誕150年記念特集

タワーレコードでは、メンゲルベルクの誕生月と没後月が3月ということから、現在「ウィレム・メンゲルベルク生誕150年記念特集」を行っています。
貴重な録音をご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

ウィレム・メンゲルベルク生誕150年記念特集(1871年3月28日 – 1951年3月22日)

2021年3月はオランダが生んだ大指揮者ウィレム・メンゲルベルク(1871年3月28日 – 1951年3月22日)が生誕150年と没後70年を同時に迎える記念月となります。ここではメンゲルベルクの生涯と芸術、そして入手可能なCDについてご紹介いたします。

※タワーレコードのバナーでは、メンゲルベルクの誕生年が1870年となっていますが、
正しくは1871年です。

「聴衆のすすり泣きが聞こえる…」J.S.バッハ:マタイ受難曲

レコード芸術4月号「レコード誕生物語」掲載!ベートーヴェン:交響曲全集

「全集」以外のライヴ音源を集成!ベートーヴェン交響曲集~未発表録音集

貴重なインタビューも収録!ブラームス: 交響曲第1番~未発表ライヴ録音(1943)~

貴重なインタビューも収録!ブラームス: 交響曲第1番~未発表ライヴ録音(1943)~

メンゲルベルクとコンセルトヘボウ管弦楽団に捧げられたR.シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》

ウィレム・メンゲルベルク生誕150年記念特集(1871年3月28日 – 1951年3月22日)

メンゲルベルクの本格的な研究は世紀の変わり目の頃にメンゲルベルクを知らない世代の音楽学者によって進み、アムステルダム大学出版から先に述べた2分冊の評伝が発売されたことで、ようやく正確な情報が得られるようになりました。そして、「恣意的な改竄」と見なされてきた彼の譜面の変更も、作曲家の自筆譜や書き込み譜の「研究」、弟子たちからの「口伝」からなる、根拠のあるものだったことが次第に明らかになっています。2021年の記念年を機に、メンゲルベルク再評価が進むことを願わずにはいられません。
※タワーレコード商品本部からのメッセージの抜粋



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