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スクロヴァチェフスキの名盤 ベートーヴェン第九は老いてますます刺激的!

こんにちは、
ともやんです。

今年もあと残すところあと2日間となりました。

皆さまにとってはどんな年でしたでしょうか?

私は、今年ほどクラシックのCDを聴いた年はありませんでした。

このブログを毎日更新している関係もありますが、クラシック音楽に興味を持って、初めてLPを買った1970年の中学生の時から50年。

よくぞ飽きずに聴いているものだと感心することと、クラシック音楽の世界が、驚くほど広大で、一人の人間の一生ではほんの一部しか知ることが出来ないとわかったので、とにかくいまは生きている証として聴きまくってやれという心境です。

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スクロヴァチェフスキの名盤 ベートーヴェン第九 生涯唯一の録音

スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(1923-2017)

ホーランド生まれの名指揮者であり作曲家でもあります。

朝比奈隆、ギュンター・ヴァント亡き後、高齢の巨匠として活動していたスクロヴァチェフスキも惜しくも昨年93歳で他界されました。

日本には客演でも何度も来日され、しかも2007年から’10年まで読売日響の常任指揮者を務められたので音楽ファンにはお馴染みの方です。

僕などはスクロヴァチェフスキの演奏を聴くといつも涙が溢れるくらいです。

このじいさん、凄すぎるって!俺もこんな風に生きたいって!

上記のように83歳で読売日響の常任指揮者に就任。

最後の最後まで青年の若さとエネルギーとパワーを持ち続け、聴く者に生きる勇気と喜びを与えてくれた人だからです。

コンサートでは、ベートーヴェンの第九も演奏されていますが、録音に関しては指揮者人生60年以上にも関わらずベートーヴェンの第九は、2005年のザールブリュッケン放送響とが初めてだそうです。

まず驚かされるのが、その快適テンポと明快な表現。

第一楽章の再現部でコントラバスが、オクターブを行き来する刺激的な部分が僕が好きですが、スクロヴァチェフスキは、他の楽器の音量を抑えて、コントラバスの動きを目立つようにしています。

堪りませんね。あの指揮者にして数学者のアンセルメの名演を彷彿とさせます。

第1、第2楽章と軽快なテンポで来ても、やはり第3楽章は、ぐっとテンポを落とし深い演奏を聴かせてくれます。

そして、終楽章は明快にして明晰、オーケストラと合唱のバランスが絶妙で聴き終わるとスカッとした気分になる名演です。

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スクロヴァチェフスキ ベートーヴェン交響曲第9番ニ短調”合唱付き”

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral”
作詞 : フリードリヒ・フォン・シラー – Friedrich von Schiller

1.(15:14) I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso
2.(13:02) II. Molto vivace
3.(16:54) III. Adagio molto e cantabile – Andante moderato
4.(25:30) IV. Finale: Presto – Allegro assai
total(70:40)

アネッテ・ダッシュ – Annette Dasch (ソプラノ)
ダニエラ・シンドラム – Daniela Sindram (アルト)
クリスティアン・エルスナー – Christian Elsner (テノール)
ゲオルク・ツェッペンフェルト – Georg Zeppenfeld (バス)
バイエルン放送合唱団 – Bavarian Radio Chorus
ザールブリュッケン放送交響楽団 – Saarbrucken Radio Symphony Orchestra
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ – Stanislaw Skrowaczewski (指揮)
録音: 23-26 May 2005, Kongresshalle Saarbruken, Germany

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」(ダッシュ/シンドラム/エルスナー/ツェッペンフェルト/ザールブリュッケン放送響/スクロヴァチェフスキ)

巨匠スクロヴァチェフスキ、ファン熱望のベートーヴェン交響曲全集始動!指揮者生活50余年で初めての「第9」交響曲!

70年代前半よりザールブリュッケン放送交響楽団に客演指揮を頻繁に行い、94年からは同響の首席客演指揮者のポストにあるスクロヴァチェフスキはアルテ・ノヴァ・レーベル(現エームス・クラシックス)にブルックナーの交響曲全集を録音・完成し、日本での評価も著しく高い名匠。

ギュンター・ヴァント亡き後、現代最高のブルックナー指揮者の一人として(97年にマーラー=ブルックナー協会からゴールド・メダル授与)、また現役最高齢の巨匠(2006年で80歳!)として、スクロヴァチェフスキは日本でもN響、読響へ度々客演指揮し、実演でも最高級の賛辞と評価を批評家、聴衆、楽団員から受けています。

2003年10~11月にザールブリュッケン放送交響楽団との待望の日本公演でのブルックナーはディスクでの期待に違わぬ名演で聴衆を魅了したほか、N 響と読響に度々客演。またザールブリュッケン放響との2度目のツアー(2006年12月)でベートーヴェン:交響曲全曲演奏(4日間、東京オペラシティコンサートホール)が決定しています(2006年1月情報)!

卓越したオーケストラ・ビルダーとしての手腕を発揮し、ザールブリュッケン放送響をドイツ随一のオーケストラに育て上げたスクロヴァチェフスキにとっても記念すべき会心の録音シリーズの第1弾「第2番&第3番『英雄』」に続く第2弾。ソプラノのアネッテ・ダッシュ。すでにモーツァルトでのけなげな演技やバロック歌曲などでおなじみの若手。今回のベートーヴェンでも伸びやかな歌が期待出来ます。タワーレコード (2009/04/08)

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ベートーヴェンの第九について想う

僕は、合唱団の一員として、ベートーヴェンの第九のコンサートのステージに4回ほど立っています。

また、80年代には、岩城宏之指揮NHK交響楽団や渡邉暁雄のコンサートにも行きました。

そして今は4年連続でおおみそかのベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会に通っています。

第九のCD、LPは果たして何枚持っているだろうか?

音楽雑誌や名盤紹介の本では、やれフルトヴェングラーの演奏がいいとか、バーンスタインだ、朝比奈だ、ラトルだ、と推薦盤が紹介されています。

僕は、以前はもちろん、いまでのそういうランキングには興味がありますが、最近はどちらかというとどうでもよくなってきました。

なぜなら、どの演奏も素晴らしいからです。

好き嫌いはありますが、必ず何かを感じさせてくれます。

つまるところ曲が曲だからだろうと思います。

スクロヴァチェフスキの録音は、80歳を超えた指揮者の演奏とは思えない、覇気と溢れるものでしかもその明快な解釈は、一聴して好きになってしまいました。

おすすめの名演の名盤です。

『スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ: 90th birthday collection』
↑ ↑ ↑
スクロヴァチェフスキのベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーの全交響曲を

まとめて買っちゃえという方にはおすすめです。

最後に

今年も最後の締めは、ベートーヴェンの第九です。

2015年から4年連続で、上野の東京文化会館に“ベートーヴェンは凄い 全交響曲連続演奏会2018”を聴きに行きます。

演奏は、指揮:小林研一郎 管弦楽:岩城宏之メモリアル・オーケストラです。

例年、最後の第九が終わるとちょうど年が変わろうとするころです。

そして閉場となり、ロビーで出ると既に新しい年になっています。

ロビーでは、オーケストラの有志によるロビーコンサートが行われて、多くの観客たちがそれを取り巻いています。

僕は、いつもそれを横目で見ながら帰宅しますが、今年、いや来年は少し聴いてみようと思っています。



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