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内田光子 ベートーヴェン ディアベッリ変奏曲

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こんにちは、
ともやんです。

中学の音楽教室には、気難しそうな表情のベートーヴェンの肖像画か掲示され、また”楽聖”なんて呼ばれていたから、かなり偉大な人、尊敬すべき人、近寄りがたい人というイメージがありました。

実際、音楽の世界では革命的な人であり、最初にフリーランスな音楽家として活躍した人ではあります。

しかし、人間的に気難しい人だったかというといくつかの資料を見ていると、個人的にはチャーミングでいじりたくなるような愛嬌があった人だったのではと思います。
ただ耳の持病が悪化した中年以降は、面倒な人ではあったようで、まあ、かなり”変なおじさん”だったようです。

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ベートーヴェンは、生涯独身でしたが、恋愛経験もいくつかあったようで、ブラームスのような内向的なため奥手だった人とは違うように思います。

むしろ若い頃は、貴族の女子たちにピアノを教えるちょっとチャラい先生だったのでは、なんて思います。

ピアニストとしては優秀で、ウィーンに出た20代の頃は、まずピアニストとして売り出し、ピアノの即興演奏の競技大会では敵なしだったという話もあります。

ある小説では、「またガシャガシャ弾きまくるんですか?」「その顔で相手を圧倒するでしょ」なんていじられてますが、なんか、フィクションではないようにも感じられるくらいです。

さて、ベートーヴェンが生涯に渡って書き続けた作品群は、9曲の交響曲、32曲のピアノソナタ、16曲の弦楽四重奏曲と言われています。

しかし、ことピアノ音楽全体でみると、実質的な初作が11歳の時に作曲したぴあののための変奏曲で、全ソナタの創作後に書かれた「ディアベッリ変奏曲」であることを考えると変奏曲こそベートーヴェンの語法の中心的なものだったと思います。

さて、内田光子は、この「ディアベッリ変奏曲」をコンサートでよく取り上げていて、「その深さや音楽的な密度において特別な作品」と愛情をもって大切にしているそうです。

そんな思いがひしひし伝ってくる名演です。

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内田光子 ベートーヴェン ディアベッリ変奏曲

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ディアベリのワルツの主題による33の変奏曲 ハ長調 Op. 120
33 Variations in C Major on a Waltz by Diabelli, Op. 120, “Diabelli Variations”
内田光子 – Mitsuko Uchida (ピアノ)
total(58:33)

ベートーヴェン: ディアベッリの主題による33の変奏曲 内田光子

円熟のピアニズムが解き明かすベートーヴェン晩年の妙なる変奏技法

内田光子が近年のコンサートでメインとして度々取り上げ、昨秋の来日リサイタルでは、熱狂的な喝采とスタンディング・オベーションを巻き起こしたベートーヴェン晩年の傑作「ディアベッリ変奏曲」を遂に録音。

前々回の来日時には彼女が「その深さや音楽的な密度において特別な作品」と大事にしている同作品について演奏も交えたトーク・イベントを行い、作品に対するひたむきな愛情と深い洞察を日本の音楽ファンの前で披露していました。

作曲家のアントン・ディアベッリから自作のワルツの主題を用いた作品を作って欲しいとの依頼を受けたベートーヴェンは、当初その依頼を拒否したものの、最終的に独自で33もの変奏を作曲しました。ディアベッリの主題が徹底的に活用された多彩な変奏は、まさにベートーヴェンの変奏技法が駆使された集大成といえましょう。
ユニバーサル・ミュージック



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