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アンドレ・プレヴィン ベートーヴェン 交響曲第5番 ワーナー録音全集

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こんにちは、
ともやんです。

アンドレ・プレヴィンが、89歳の高齢に亡くなったのが2019年2月28日のことでした。
クラシックを聴き始めの頃は、プレヴィンは40歳頃で、ジャズや映画音楽で名を馳せクラシックに転向した人ということで音楽センスが良くてお洒落な感じなだけ、と勝手なイメージを持っていました。

そんな先入観を持っていたためプレヴィンの演奏を積極的に聴いては来なかったのです。
しかし、ソリスト優先で協奏曲などの聴いていると、プレヴィンの伴奏指揮にあたることがあります。例えば、チョン・キョンファでチャイコフスキーとシベリウスのヴァイオリン協奏曲。伴奏は、プレヴィン指揮ロンドン響。
もちろんチョン・キョンファのヴァイオリンも凄いですが、このアルバムの素晴らしいのはプレヴィン&ロンドン響に寄与する部分も大きいです。

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アンドレ・プレヴィン ワーナー録音全集 予約開始

さて、今年三回忌を迎えるからかどうかは分かりませんが、プレヴィンが1971年から87年まで、旧EMIクラシックス&テルデックへの録音を全て収録した完全セットが、4月23日発売されます。

ワーナー録音全集<限定盤> アンドレ・プレヴィン

そこでタワーレコード・オンラインでは、現在予約受付中です。

発売までまだ2ヵ月がありますが、そこに収録されている録音からいくつかピックアップしてご案内していきたいと思います。

まず、最初にベートーヴェン交響曲第5番とプロメテウスの創造物序曲。
ベートーヴェンは、プレヴィンのレパートリーの中では、積極的に取り上げている感じはありません。ただRCAにロイヤルフィルと全集を録音しているようです。残念がら現在入手はかなり困難なようで、分売されているものなら一部可能なようです。

そんなことでロンドン響との第5番”運命”を聴きました。

ハッキリ言って素晴らしいです。これは聴いた方がいいです。
この”運命”を聴くためにワーナー録音全集を買う価値はある、というのは価格的に大げさかもしれませんが、こんな誠実に格調高く演奏した”運命”は貴重です。

全体にゆとりあるテンポで、演奏時間も37分以上掛かっています。
だからかひとつひとつのフレーズを丁寧に心を込めて演奏して感じが伝わってきます。
かと言って、細部に拘るという粘着質な感じなく、聴いていて非常に心地いいのです。

まあ、この運命だけを聴くためにこの全集を買うのはやはり躊躇しますが、その他の収録曲をいろいろご案内できればと思います。

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プレヴィン ベートーヴェン交響曲第5番「運命」

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67
Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67

1.(09:18) I. Allegro con brio
2.(11:18) II. Andante con moto
3.(05:25) III. Allegro –
4.(11:53) IV. Allegro
total(37:54)

バレエ音楽「プロメテウスの創造物」 Op. 43 – 序曲5.
5.(05:13)Die Geschopfe des Prometheus (The Creatures of Prometheus), Op. 43: Overture

ロンドン交響楽団 – London Symphony Orchestra
アンドレ・プレヴィン – Andre Previn (指揮)

ワーナー録音全集<限定盤> アンドレ・プレヴィン

アンドレ・プレヴィンの、旧EMIクラシックス&テルデックへの録音を全て収録した完全セット!

この全集(全96CD)には、アンドレ・プレヴィン(1929-2019)が1971年から1987年にかけてワーナー・クラシックス(旧EMIクラシックスおよびテルデック)にレコーディングした、クラシック企画の録音のすべてが収録されています。
1968年にロンドン交響楽団(以下LSO)の首席指揮者に就任したプレヴィンは、ロンドンの聴衆から圧倒的な支持を獲得し、一躍、イギリス音楽界の寵児となります。当初はRCAに録音を行っていたプレヴィンとLSOですが、このコンビの活躍ぶりに目をつけたEMIは、1970年末にプレヴィンと契約を交わすと、1971年に4枚のアルバムをこのコンビでレコーディングしたのを皮切りに、数々の伝説的な名盤を制作していくことになります。
この全集には、そうしたプレヴィンとLSOの黄金時代の録音を中心に収められています。
彼らのこの時代のレコーディング攻勢は凄まじいものでした。特に1973年には、翌年にまたがるものも含め、なんと14タイトル(LPで16枚分)もの録音が行われています。ひと月に1タイトル以上のハイペースで録音されていたことになりますが(このほかデッカにラドゥ・ルプーとグリーグ&シューマンのピアノ協奏曲も録音)、決して粗製濫造ではなく、ラフマニノフの交響曲第2番やプロコフィエフの《ロメオとジュリエット》、ホルストの《惑星》など、今なお各作品のベスト・レコーディングを争うような名盤が、この年に生まれているのです。
いずれにしても、これほど多くのレコーディングをプレヴィンとLSOに託すこと自体、当時のEMIのこのコンビへの期待の大きさが伝わってくるでしょう。
この1973年にはプロコフィエフの《ピーターと狼》とブリテンの《青少年のための管弦楽入門》という組合せの一枚も録音され、ブリテンではプレヴィン自身が「ナレーター」を務めていますが、この全集には日本でも発売された「英語ナレーション版」だけでなく、独エレクトローラからリリースされた「ドイツ語ナレーション版」も収録されているのが注目されます。
ベルリン生まれのプレヴィンにとって、ドイツ語はネイティヴ言語だったからです。
このほか、ピアノの弾き振りを含むガーシュウィンやチャイコフスキーの三大バレエ、オルフの《カルミナ・ブラーナ》、メンデルスゾーンの《夏の夜の夢》、メシアンの《トゥーランガリラ交響曲》、ドビュッシーの《映像》(記念すべきEMI初のデジタル録音!)、ショスタコーヴィチの《バビ・ヤール》(オーディオファイルの間で伝説的な名録音)、ラヴェルの《子供と魔法》、シカゴ響とのショスタコーヴィチの交響曲第4、5番、ウィーン・フィルとのR・シュトラウスの三大交響詩集、珍しくロンドン・フィルを指揮したベルリオーズの《レクイエム》、唯一のテルデック録音であるロイヤル・フィルとのブラームスの《ドイツ・レクイエム》など、押しつけがましさのない純音楽的な解釈で聴く者を魅了し続けた、指揮者プレヴィンならではの名盤が、この全集には目白押しです。
ワーナーミュージック・ジャパン



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