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カラヤン ベートーヴェン&モーツァルト 戦後初録音

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こんにちは、
ともやんです。

今日は、ウォルター・レッグの誕生日です。

1906年6月1日、ロンドン生まれ。
稀代のレコーディング・プロデューサーです。

敗戦から間近のウィーン。
戦時中ナチ党員だったこともあり戦犯疑いで公開での演奏が禁止されていたカラヤン。
一時はアメリカの担当員の裁量で許可されましたが、ソ連側から横やりが入り、ウィーンフィルとの公演は途中で中止となってしまいました。

そんなカラヤンの元に一本の電話がありました。
その電話の主がウォルター・レッグだったのです。
イギリスのEMIレコードのプロデューサーでした。

ウォルター・レッグは、カラヤンにウィーンフィルとの録音を持ちかけたのです。
カラヤンは、公開での演奏は禁止されていましたが、レコーディングは該当しないと判断したのでした。

もちろんレッグは、録音したのに販売ができないとならないよう手を尽くしたようですが。

そしてその年の9月にイギリスからレッグはじめ録音技師たちがウィーンに乗り込んでカラヤン指揮ウィーンフィルの録音を行いました。

最初に録音したのが、ベートーヴェンの交響曲第8番。
また一緒に収録されているウラッハとのモーツァルトのクラリネット協奏曲も素晴らしいです。

『モーツァルトをCDで究める』福島章恭著で、僕が合唱団でお世話になっている松井真之先生のことも書かれています。

ちょっとその部分を抜粋します。

“「ウラッハのモーツァルトはねえ、カラヤン盤の方が魅力があっていいですよ」そう教えてくださったのは、2000年にスタートした東大和市の「第九を歌う会」でお世話になっている指揮者の松井真之先生である。”

福島氏は、ウラッハについて、哀愁が漂いながらも、その根っこの部分にユーモアと明るさがあることで、カラヤンの伴奏には居心地がよさそうだ、とも記されています。

まだ30代のカラヤンの躍動する演奏を聴くことが出来ます。
70年以上前の録音でモノラルですが、充分鑑賞を楽しむことが出来ます。

ぜひ、聴いてみてください。

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カラヤン ベートーヴェン&モーツァルト 戦後初録音

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第8番 ヘ長調 Op. 93
Symphony No. 8 in F Major, Op. 93

1.(07:43) I. Allegro vivace e con brio
2.(03:41) II. Allegretto scherzando
3.(04:24) III. Tempo di menuetto
4.(07:42) IV. Allegro vivace
total(23:30)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ヘルベルト・フォン・カラヤン – Herbert von Karajan (指揮)
録音: 1946

———————

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
クラリネット協奏曲 イ長調 K. 622
Clarinet Concerto in A Major, K. 622

5.(12:26) I. Allegro
6.(08:10) II. Adagio
7.(08:41) III. Rondo: Allegro
total(29:17)

レオポルト・ウラッハ – Leopold Wlach (クラリネット)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ヘルベルト・フォン・カラヤン – Herbert von Karajan (指揮)
録音: November 1949

———————

歌劇「フィガロの結婚」 K. 492 – 序曲
4.() Le nozze di Figaro (The Marriage of Figaro), K. 492: Overture

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ヘルベルト・フォン・カラヤン – Herbert von Karajan (指揮)
録音: 1946

———————

08:44アダージョとフーガ ハ短調 K. 546 (弦楽オーケストラ版)6.
Adagio and Fugue in C Minor, K. 546 (version for string orchestra)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ヘルベルト・フォン・カラヤン – Herbert von Karajan (指揮)
録音: 1947

———————

06:04フリーメイソンのための葬送音楽 K. 4777.
Maurerische Trauermusik (Masonic Funeral Music), K. 477

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ヘルベルト・フォン・カラヤン – Herbert von Karajan (指揮)
録音: 1947

ウィーン・フィル名演集 ヘルベルト・フォン・カラヤン ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ヘルベルト・フォン・カラヤン没後25年(2014年時)記念、名盤SACDシリーズ。

本作は、ウィーン・フィルとの初期録音を集めた2枚組アルバム。

ウィーン・フィルとの初録音であるベートーヴェンの交響曲第8番、世界初録音だった「メタモルフォーゼン」、名手レオポルト・ウラッハとの協奏曲、カラヤン唯一の録音「フリーメーソンのための音楽」など興味深い作品を収録。



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