こんにちは、
ともやんです。
カレル・アンチェル(1908-1973)とチェコ・フィルハーモニー管弦楽団による
ブラームス交響曲第1番を聴きました。
これがなんと素晴らしい演奏か!!!
ブラームスの交響曲第1番というとそれこそ山のようにLPやCDがあります。
また音楽雑誌のアンケートでも、コンサートで聴きたい曲のトップクラスです。
そして、この曲のベスト盤はどれかなど評論家諸氏たちはかんかんがくがくです。
しかし、その中でアンチェル&チェコフィルが、最高という意見は聞いたことがありません。
どうして?
僕は、アンチェル&チェコフィルの演奏を聴いて、これこそ最高の演奏の一つだと思います。
鋼のようにキリリと締まった演奏。
その中に木管の素朴な音色。
どれも最高なのです。
アンチェル 名盤 ブラームス交響曲第1番
ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68
1.(13:40) I. Un poco sostenuto – Allegro
2.(08:29) II. Andante sostenuto
3.(04:39) III. Un poco allegretto e grazioso
4.(16:47) IV. Adagio – Piu andante – Allegro non troppo ma con brio – Animado: Piu allegro
total(43:35)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 – Czech Philharmonic Orchestra
カレル・アンチェル – Karel An?erl (指揮)
録音: 29 January 1962, The Dvo?ak Hall of Rudolfinum, Prague, Czech Republic
アンチェル・ゴールド・エディション 9 – ブラームス:交響曲第1番/ベートーヴェン:交響曲第1番(チェコ・フィル)
最後に
アンチェルは、ナチスにより言葉に出来ない程の迫害を受けた人です。
それにより家族を失っています。
家族を失うとはどういうことか?
自分の身にあったらと考えただけで戦慄が走ります。
戦後のアンチェルは、そんな壮絶な経験をしたとは思えないような穏やかな人だったようです。
しかし、演奏を聴くと感じます。
生きろ、生き抜くんだ、と。
アンチェルの演奏で聴くブラームスは、どの奏者も自分の仕事を全うしています。
僕は、久しぶりに心に突き刺さるブラームスを聴きました。
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