こんにちは。
ともやんです。
ヨハネス・ブラームス(1833-1897)
交響曲第4番 ホ短調 作品98
ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
NBC交響楽団
1951年12月(4番)1952年2月(ハイドン)
ブラームスの交響曲全集もおすすめです。
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英国国歌/ブラームス: 交響曲第1番、第2番、第3番、第4番、ハイドンの主題による変奏曲 アルトゥーロ・トスカニーニ 、 フィルハーモニア管弦楽団
トスカニーニの最晩年の貴重なライヴ、フィルハーモニア管弦楽団とのブラームス交響曲全集が、正規マスター(EMI原盤)により待望のリリース!
1952年9月29日と10月1日、前年に完成したばかりのロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われた、トスカニーニ指揮フィルハーモニア管弦楽団によるブラームス交響曲全曲演奏会のライヴ録音が、初めてEMI原盤(レッグ所有)から復刻されました。
NBC交響楽団との演奏は、情感を込めた演奏もいいけどブラームス最後の第4交響曲は、一番古典回帰をした作品でもあるので、感傷を排した様式美で勝負するトスカニーニの演奏は、逆に曲の美しさがはっきり見えてきます。
また終楽章のコーダでは、テンポを落として充実感を演出された名演です。
このLPに一緒に収録されているハイドンの主題による変奏曲は、第4交響曲以上の名演です。
各変奏パートをくっきりと描き出し、緩徐変奏パートでは、情感溢れる演奏で、一瞬、ワルター?ではないの?と感じるくらいです。
また早いテンポのパートでは、溌溂として特に木管楽器のチャーミングな音色が躍動します。
録音は、変奏曲の方が3ヵ月ほど後ですが、ずっとクリアな音で聴かれるのは嬉しい限りですね。
僕はこのハイドンの主題による変奏曲が大好きですし、多くの指揮者が録音していて、指揮者にとっては、この曲は個性を発揮しやすいのか、また制限が少なくて自由度が高いのか、個性豊かな名演が多いです。
トスカニーニも交響曲の演奏で聴かせる様式美主体の突き進む演奏とは打って変わって、表情豊かな演奏を聴かせてくれています。
僕がトスカニーニに持っていた癇癪持ちの親父的なイメージを一新させてくれた名演です。
なお、このLPは、RCAレコードの原盤より日本ビクターが製造したもので、RED SEALというシリーズです。
心なしか、CDで聴くよりも弦楽器や木管楽器の音色に艶やかさを感じます。
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