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リッカルド シャイ― ブラームス交響曲全集より

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こんにちわ、
ともやんです。

イタリア人指揮者、リッカルド・シャイ―は、1953年生まれなので、僕と57年生まれの僕と同世代の指揮者です。

しかし、デビューはかなり早く、15歳で指揮者デビューを果たすという早熟ぶり。そして19歳ですでにオペラまで手掛けています。

1982年からベルリン放送響の首席指揮者を、85年からボローニャ歌劇場の音楽監督を務めるなど着実にキャリアを積んでいます。

そして88年からは名門中の名門ロイヤル・コンセウルトヘボウ管の音楽監督に就任。99年からミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響の音楽監督。

そして2005年からは、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管のカペルマイスターに就任。
ゲヴァントハウス管は、2016年に退任しているが、このブラームスの交響曲全集は、2012年に収録しています。

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シャイ―&ゲヴァントハウス管 ブラームス交響曲第1番

全集からまず第1番を聴きました。

この曲は、それこそ何十人、何百人?という指揮者が録音していて、名曲だけに誰の演奏で聴いてもそれなりに聴こえますが、それだけに却って演奏の良さが分かりにくいとも思います。

シャイ―の演奏は、スマートな演奏で、第1楽章は、可もなく不可もなくですが、第二楽章は聴かせてくれます。微妙な抑揚をつけて、センチメンタルな感情の起伏を上手く表現している思います。

しかもそれをさらっとやっているので、過剰な感情移入が無い分、格調の高さを感じるのです。

特に印象深いのは、終楽章の有名な主題に入る前の序奏で、ホルンが朗々と歌うのですが、これがまるでオペラ歌手が歌っているような情感を感じるのです。

序奏後のビオラで奏される有名な主題の歌わせ方もいいです。

全体的に、スマートで感情移入を極力抑えながら、細やかな情感を随所にちりばめた名演です。

たしか、このブログでシャイ―の録音を取り上げるのは初めてですが、もっと聴きたくなる指揮者です。

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ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 – Leipzig Gewandhaus Orchestra
リッカルド・シャイー – Riccardo Chailly (指揮)

1.(15:27) I. Un poco sostenuto – Allegro
2.(08:22) II. Andante sostenuto
3.(04:25) III. Un poco allegretto e grazioso
4.(15:40) IV. Adagio – Piu andante – Allegro non troppo ma con brio
total(43:54)

ブラームス: 交響曲全集 リッカルド・シャイー 、 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

堅牢な伝統に新風が吹きこまれたブラームス交響曲全集が通常版に!

ベートーヴェンに続き、伝統あるオーケストラに新風を吹き込むシャイーのブラームスの交響曲全集が通常版でも登場。

交響曲全曲といくつかの管弦楽曲に、世界初録音となる間奏曲(ピアノ曲からの編曲)やブラームス自身のオーケストレーションによるワルツ集《愛の歌》を収録。

さらには、交響曲第1番第2楽章の初演版、あとから削除された交響曲第4番の冒頭など、資料的価値の高い録音も収録されています。



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