メルマガ登録

ザンデルリンク ベートーヴェン 交響曲第6番”田園”

ザンデルリンク クルト
[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、
ともやんです。

クルト・ザンデルリンク(1912-2011)は僕の好きな指揮者です。

履歴を見ても華々しいポジションで活躍したしたというイメージは少ないです。

叩き上げで与えられ場所で、自分の信じる音楽をしっかり愚直に演奏しながら、キャリアを積み上げて行ったタイプだと思います。

録音はそれなりにありますが、かと言って目立つような演奏もベストセラーになるような録音も多くは無いようです。

だからか、この人の演奏は聴いていて安心感と充実感を与えてくれます。

今回は、そんなザンデルリンクのベートーヴェンの”田園”とブラームスのダブルコンチェルトを聴きました。

スポンサーリンク

ザンデルリンクのベートーヴェン

サンデルリンクは、ながらくレニングラードフィルでムラヴィンスキーの下で指揮者を務めていました。

また西側に移ってからは、主なポストにはあまり着かず、客演中心にコンサートや録音を行いました。

そのため録音もこれだけのキャリアの人としては少ない方です。

ベートーヴェンの交響曲では、80年&81年のフィルハーモニア管との全集があります。

もう40年前の録音ですが、そのオーソドックスなスタイル故か、いま聴いても、古楽器スタイルが多くなったいま聴くとかえってじーんとくるものがあります。

玄人筋では、それなりに評価されているようですが、やはり一般的には今ひとつのようです。そんな関係で、現在は中古店などでしか入手できないようです。

さて、この西ドイツ放送響との録音は、フィルハーモニア管の録音から約5年後の録音です。なんとゆったりと滔々と流れる演奏で、雄大な大陸を遠くに望むような演奏です。

そしてブラームスのダブルコンチェルトがまだ絶品です。

ザンデルリンクは、協奏曲の伴奏指揮者としても卓越した方で、二人のソリストが、伸び伸びと弾き切っている感じで素晴らしいです。

スポンサーリンク

ザンデルリンクのベートーヴェンとブラームス

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第6番 ヘ長調 「田園」 Op. 68
Symphony No. 6 in F Major, Op. 68, “Pastoral”

1.(11:12) I. Awakening of Cheerful Feelings Upon Arrival in the Country
2.(13:54) II. Scene by the Brook
3.(06:13) III. Merry Gathering of Country Folk –
4.(03:45) IV. Thunderstorm –
5.(11:36) V. Shepherd’s Song: Happy and Thankful Feelings after the Storm
total(46:40)

西ドイツ放送交響楽団 – West German Radio Symphony Orchestra
クルト・ザンデルリンク – Kurt Sanderling (指揮)
録音: October 1985

============================

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op. 102
Double Concerto for Violin and Cello in A Minor, Op. 102

1.(17:57) I. Allegro
2.(07:40) II. Andante
3.(09:11) III. Vivace non troppo
total(34:48)

トーマス・ツェートマイアー – Thomas Zehetmair (ヴァイオリン)
アントニオ・メネセス – Antonio Meneses (チェロ)
西ドイツ放送交響楽団 – West German Radio Symphony Orchestra
クルト・ザンデルリンク – Kurt Sanderling (指揮)
録音: October 1985

============================

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
4.(19:15)合唱幻想曲 ハ短調 Op. 80 (ロシア語歌唱)
Fantasia in C Minor, Op. 80, “Choral Fantasy” (sung in Russian)

作詞 : クリストフ・ヨハン・アントン・キュフナー – Christoph Johann Anton Kuffner
スヴャトスラフ・リヒテル – Sviatoslav Richter (ピアノ)
ロシア国立交響合唱団 – Russian State Academy Chorus
ソビエトRTV大交響楽団 – USSR RTV Large Symphony Orchestra
クルト・ザンデルリンク – Kurt Sanderling (指揮)

 

ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」/ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲(南西ドイツ放送響/ザンデルリング)

正規盤初出! 悠然たる巨匠芸 ザンデルリングの「田園」ライヴ ツェトマイアー&メネセスとの二重協奏曲
2002年5月19日、長年の手兵ベルリン交響楽団とのコンサートを最後に、公式の活動からの引退を表明した“最後の巨匠”ザンデルリング。なんと極上のライヴProfilよりバイエルン放送響との「ロマンティック」(PH.05020)以来、またしても注目のライヴが登場します。悠然たるテンポで描かれる、まさに風格の美学ともいうべき「田園」。ザンデルリングはこれに先立ちフィルハーモニアとのスタジオ盤全集(80、81年)を完成させていますが、まさにこれは破格。第1楽章冒頭おなじみのメロディから、怒濤の嵐を経て、大きく弧を画くように歌うフィナーレまで心底しびれます。さらに、同日のドッペルコンチェルトがまた強烈。ここでも磐石で貫禄たっぷりの巨匠スタイルのもと、名手ふたりが伸び伸びとそして熱いソロを聴かせています。なお、ボーナスとして巨人リヒテルとのこれまたスケール大きな合唱幻想曲も収められています。文字通り、ザンデルリングの至芸が味わえるぜいたくなアルバムの登場といえるでしょう。

 



スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました