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ルドルフ・ケンペの名盤 ブルックナー交響曲第4番”ロマンティック”

ブルックナー
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こんにちは。

ともやんです。

アントン・ブルックナー(1824-1896)
交響曲第4番ホ長調「ロマンティック」(1878/80年版)
ルドルフ・ケンペ指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
1976年1月18日~20日録音

▽ ▽ ▽

アントン・ブルックナー(1824-1896) 交響曲第4番ホ長調「ロマンティック」(1878/80年版) ルドルフ・ケンペ指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

『ルドルフ・ケンペの芸術 ~1962-1976レコーディングス~』

※ブルックナーの交響曲第4番、第5番はじめケンペが亡くなるまでの名演が収録されています。

ケンペは、1910年ドレスデン近くの生まれで、76年まだ66才の働き盛りで急死していますから、この録音は、おそらくケンペ最後の録音の一つでしょう。

このLPのライナーノーツは、宇野功芳氏が書いているますが、ケンペのブルックナーは、第8番、第5番に続いてこの録音が三作目。
後になるほど、良くなってきているそうで、あのブルックナーの録音にはうるさい宇野氏も高い評価をしている演奏です。

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ケンペは、堅実派で、派手な効果を狙ったり、テンポを自由に動かしたダイナミックな演奏をする人ではなく各フレーズを大切にした人の心の機微に訴える演奏をする人で、一聴しただけでは地味な演奏と感じても何度も聴きこむとその味わいが分かる玄人受けする名指揮者です。

このブルックナーもどのフレーズも内声部も大切にしながら、全体の構成もしっかりとした名演です。

ケンペの演奏家としてのスタートは、オーボエ奏者としてで、既に10代からオーケストラのオーボエ奏者としてデビューしており、名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第一オーボエ奏者になっています。
この20代前半から多くの著名指揮者に接して自然に指揮法を身につけて行ったのでしょう。

その経歴から見ても多くのオーケストラから愛され信頼された指揮者ということが伺われます。

本当に急死が惜しまれた指揮者です。




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