こんにちは、
ともやんです
セーゲルスタムを見ているとどうしてもハリー・ポッターシリーズに出てくる、ハリーの仲間で、彼を助ける森の番人ことルビウス・ハグリッドを思い出しています。
その巨体を髭もじゃの風貌が独特で、一度見ると忘れられない外見です。
さて、セーゲルスタムは、フィンランドの指揮者。
フィンランド指揮者というと、サロネン、サラステ、そして若いところでは日本フィルの指揮者インキネンというシュッとしたイケメン指揮者が多いように感じますが、
このセーゲルスタムは、真逆の強大なヒグマ、いや白クマという感じで、誰かが、赤い燕尾服を切ればまさにサンタクロース、と比喩したのままさに言い得て妙というところ。
さて、この人、僕が現在一番興味のある人で、少しずつ聴きだしています。
盛り上がるところ、フルトヴェングラーのアッチェランドとは、逆にテンポを遅くするようで、この人の魔術に掛かるともう抜け出せなくなってくるのかもしれません。
セーゲルスタム 自作自演 交響曲第288番
第288番?えっ!?、そんなに作ってんの?と感じてしまうくらい多作家です。
まあ、聴いてみると驚きの曲で、まさにごった煮的な曲です。
崩壊しています。
聴くのやめようと思いながら、なかなかオーディオ装置のスイッチを止められません。
なんか、恐いもの見たさ的な魅力があります。
こんな崩壊寸前のような曲を作る人だから、ブラームスもさぞかしや、と思うとこっちはなかなか端正な演奏です。
ブラームスとセーゲルスタムの新曲の抱き合わせという企画に乗りました!
セーゲルスタム ブラームス 交響曲第1番
ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68
1.(16:28) I. Un poco sostenuto – Allegro
2.(09:56) II. Andante sostenuto
3.(05:42) III. Un poco allegretto e grazioso
4.(18:42) IV. Adagio – Piu andante – Allegro non troppo ma con brio
total(50:48)
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レイフ・セーゲルスタム – Leif Segerstam (1944-)
交響曲第288番 「レッティング・ザ・フロウ・ゴー・オン…」5.
Symphony No. 288, “Letting the FLOW go on…”
total(20:44)
トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団 – Turku Philharmonic Orchestra
レイフ・セーゲルスタム – Leif Segerstam (指揮)
レイフ・セーゲルスタム – Leif Segerstam (ピアノ)
ブラームス:交響曲第1番/セーゲルスタム:交響曲第288番 「レッティング・ザ・フロー・ゴー・オン…」
新プロジェクトがスタート!
セーゲルスタムVSブラームスの交響曲北欧が生んだ巨人レイフ・セーゲルスタムによる新プロジェクトがフィンランドのALBAレーベルでスタート。ブラームスの4つの交響曲とセーゲルスタムの新作交響曲4つ収録していきます。
第1弾はブラームスの第1番とセーゲルスタムの第288番。セーゲルスタムとブラームスの組み合わせは音楽的には意外に感じますが(容貌はそっくり?!)、1990年代前半にラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団との全集を残しています。ブラームスはセーゲルスタムと対照的に交響曲は僅か4曲。ブラームスの第1番は、最初の構想から完成までに20年以上の年月をかけていて、ベートーヴェンに並ぶような作品を書かなければならないというプレッシャーもあったと言われています。結果「ベートーヴェンの第10番」とも称されるほどの傑作が生まれたのでした。セーゲルスタムは全体的にゆったりとしたテンポをとっており、分厚い重量感ある演奏を聴かせてくれます。特に第1楽章の序奏はセーゲルスタムらしい迫力に満ちています。そしてセーゲルスタムの交響曲第288番「Letting the FLOW go on…」。流れに身を任せ…300曲の大台目前。セーゲルスタムは2012年からトゥルク・フィルの芸術監督を務めており、息のあった手兵との演奏が展開されています。
キングインターナショナル
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