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カラヤンの名盤 ブルックナー第7番 62年ツアー最後を飾る名演

カラヤン
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僕がクラシック音楽に興味を持ち、
レコード屋に通うようになったのは、
中学2年生頃からだったと思います。

時代は1970年代初頭

 

当時のLPレコードが、

2,000円~3,000円したので、
50年近く前の中学生にとっては大金でした。

 

だからレコード屋に行っても、見るだけで、
買えないことの方が多かったです。

 

どんな新譜が出たのかなって、
LPレコードを1枚、1枚見て、

 

あっ、またカラヤンの新譜が出ている!
2,500円か、買えねえ、残念、なんて思いながら
レコードの検索をしていたものです。

 

当時に比べCDなどの音楽ソフトが
大幅に安くなった現代になって、

 

CDを買い漁っているのは
当時、見るだけで買えなかった

中学生時代の反動でしょうか?




カラヤンのブルックナー交響曲第7番 ウィーンフィルとのロンドン公演

 

アントン・ブルックナー(1824-1896)
交響曲第7番ホ長調

Ⅰ(19:03)Allegro moderato
Ⅱ(21:59)Adagio:Sehr feierlich und sehr langsam
Ⅲ(09:47)Scherzo.Sehr schell
Ⅳ(11:55)Adagio-Allegro moderato

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録音:1962年4月6日 Royal Festival Hall Londonのライブ
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

 

 

1962年3月にカラヤンは、

ウィーンフィルとヨーロッパツアーの一環として
はじめてソ連に行きました。

 

モスクワとレニングラードで、
モーツァルトの“ジュピター”“アイネ・クライネ・ナハトムジーク”
ベートーヴェンの交響曲第5番
ブルックナーの交響曲第7番、
リヒャルト・シュトラウスの“ドン・ファン”
など、ドイツ音楽の代表作を演奏しました。

 

この4月6日の演奏は、

ツアー最後を飾るロンドンでのライブ録音です。

 

第一楽章は流麗で快速で、第二楽章は、逆にじっくり歌い上げた
カラヤンの美学の象徴とも言える演奏です。

 

終楽章が、大いに盛り上がって終了した瞬間、
拍手と共に大きく野太い声が飛び交っていました。

 

それだけ圧倒的な演奏だったのですね。

凄いカラヤンを再認識させてくれた名演奏です。




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