こんにちは、
ともやんです。
クラシック音楽の名物評論家、宇野功芳さんが亡くなって今年で5年。
現在筆者は、宇野さん偲んで、そして敬愛を込めて宇野さんの推薦盤を集めたサイトを作成中です。
とりあえずトップページが出来たら、お伝えしたいと思います。
さて、そのトップページでご案内する指揮者を9名選びました。
これは、宇野さんが本の中で、名指揮者ベスト・ナインというコーナーで取り上げた指揮者です。
宇野さんらしい9名です。
生年の早い人から、
トスカニーニ、ワルター、シューリヒト、クレンペラー、フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、マタチッチ、ムラヴィンスキー、カルロス・クライバーの9名です。
さて、今日はその中から、マタチッチのブルックナー交響曲第7番を聴きました。
マタチッチ ブルックナー 交響曲
マタチッチは、ブルックナーを得意として名誉指揮者となっていたNHK交響楽団の定期公演では、第3番・5番・7番・8番・9番を取り上げています。
宇野さんは、そのどれにも足を運び、“僕の耳に一生の宝として残されている”と表現しています。
残念ながら、筆者の手元には、N響との録音がないので、宇野さんがベスト盤として挙げてるチェコ・フィルとのブルックナー交響曲第7番を聴きました。
実に広々として雄大、厚みのあるハーモニーと歌が全編に漲っています。聴いていると音楽と一緒に呼吸をしているように感じてきます。豊かな表情を持って、深い心の声を響かせた名演です。
ぜひ、聴いて欲しいブルックナーです。
マタチッチ ブルックナー 交響曲第7番
アントン・ブルックナー – Anton Bruckner (1824-1896)
交響曲第7番 ホ長調 WAB 107 (1885年稿・A. グートマン改訂版)
Symphony No. 7 in E Major, WAB 107 (modified 1885 version, ed. A. Gutmann)
1.(21:36) I. Allegro moderato
2.(23:58) II. Adagio. Sehr feierlich und sehr langsam
3.(10:45) III. Scherzo: Sehr schnell
4.(12:45) IV. Finale: Bewegt, doch nicht schnell
total(69:04)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 – Czech Philharmonic Orchestra
ロヴロ・フォン・マタチッチ – Lovro von Matacic (指揮)
録音: 20-23 March 1967, The Dvorak Hall of Rudolfinum, Prague, Czech Republic
ブルックナー 交響曲第7番 ホ長調 ロヴロ・フォン・マタチッチ チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
たびたびの来日で絶大な人気を誇ったロヴロ・フォン・マタチッチの代表的な名盤。
ブルックナー演奏に求められるあらゆる条件を備えた稀有の名演として今日まで聴きつがれてきている。録音も当時の最高水準をゆくアナログ録音。
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