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フォーレ ピアノ五重奏曲第2番 ハ短調がいい!

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こんばんは、
ともやんです。

ガブリエル・フォーレは1845年南フランス、アリエージュのパミエに生まれた、フランスの作曲家。1924年にパリで79歳の生涯を閉じています。

僕は、フォーレだけではなくどうもフランス音楽が好きになれないためラヴェル以外は、あまり聴いてきませんでした。

しかし先日「フォーレの夕べ」というコンサートに出掛けすっかりフォーレに惹かれるものを感じるようになりました。

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フォーレの夕べを聴いた

8月22日夜、中板橋にあるマリーコンツェルトという50人も入るといっぱいになる小さいけど素敵なホールで「フォーレの夕べ」と題されたコンサートを聴きました。

僕が推すピアニストの守重結加さんとその仲間たちによるもので、ヴァイオリンの石原悠企さんと小林壱成さん、ヴィオラの東条慧さん、チェロの伊藤裕さんと東京藝大や海外の音楽院等で研鑽を積み、国内外で活躍する人たちです。

プログラムが、フォーレ中期の1886年完成のピアノ四重奏曲第2番と晩年1922年に完成したピアノ五重奏曲第2番。

本の数メートル先での演奏は、奏者の息遣いまでわかるもので、作品の内容と共に深い感動を与えてくれました。

最後にサンコールでフォーレの宗教曲が奏でられましたが、ピアノ五重奏曲の厳しさ、激しさと対比した穏やかなもので、フォーレ作品の奥深さを感じました。

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フォーレ ピアノ五重奏曲について

フォーレは、1903年頃から難聴の兆しがあり、この作品が完成したころには重症となり前年の1921年には、パリ国立音楽院を辞職しています。

全体的に孤高の極みを感じさせる曲想で、曲の解説には、書法に洗練さが増し、限られた音が紡ぎ出す境地に達している、と書かれています。

哀愁を帯びたモチーフの第1楽章、すうっと晩秋の風が吹き抜けていくような第2楽章、長いコラール風主題による宗教的な安らぎを感じさせる第3楽章、ハ短調からハ長調へまるで苦悩から歓喜へと導かれて締め括られる終楽章。

こんな素晴らしい作品を知ることができた素晴らしいコンサートでした。

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フォーレ ピアノ五重奏曲第2番 ハ短調

ご紹介するCDは、10数年前にリリースされ復活した、フォーレ室内楽代表的決定盤と言われるもの。

シャルランレーベルの代表作、ピアニストのヴァランタン&ORTF弦楽四重奏団(フランス国立放送管弦楽団四重奏団)のフォーレ作品集。ヴァランタンの演奏はフォーレの真髄を聴かせてくれます。

ガブリエル・フォーレ – Gabriel Faure (1845-1924)
ピアノ五重奏曲第2番 ハ短調 Op. 115
Piano Quintet No. 2 in C Minor, Op. 115

1.(11:35) I. Allegro moderato
2.(03:58) II. Scherzo: Allegro vivo
3.(12:57) III. Andante moderato
4.(06:19) IV. Finale: Allegro molto
total(34:49)

ジェルメーヌ・ティッサン=ヴァランタン – Germaine Thyssens-Valentin (ピアノ)
ORTF四重奏団 – Quatuor de l’ORTF

フォーレ: ピアノ五重奏曲第1番、ピアノ五重奏曲第2番、ピアノ四重奏曲第1番、他

復活! フォーレ室内楽代表的決定盤。
シャルランレーベルの代表作、ヴァランタン&ORTF弦楽四重奏団のフォーレ作品集。ヴァランタンの演奏はフォーレの真髄を聴かせてくれます。



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