こんにちは、
ともやんです。
酒井有彩のピアノソロと飯森範親指揮日本センチュリー交響楽団による、モーリス・ラヴェルのピアノ協奏曲がいいです。
その他、ショパン、ラヴェル、クライスラー、サン=サーンスのピアノ独奏曲が収録されています。
個人的にはラヴェルのピアノ協奏曲が圧巻です。
川面に映える陽光のなようなキラキラ輝く軽妙なタッチのピアノが、飯森範親指揮日本センチュリー交響楽団の好サポートで伸び伸びと躍動している感じが伝わってきます。
ソロもラヴェルがいいです。
ただ全体的に硬い印象を受けるのはデビューアルバムだからでしょうか。
もう少し深みが欲しいなんて贅沢なことを言いたくなるのも今後も楽しみなピアニストだからです。
酒井有彩 ラヴェル ピアノ協奏曲
モーリス・ラヴェル – Maurice Ravel (1875-1937)
ピアノ協奏曲 ト長調
Piano Concerto in G Major
1.(08:05) I. Allegramente
2.(09:17) II. Adagio assai
3.(03:59) III. Presto
total(21:21)
酒井有彩 – Arisa Sakai (ピアノ)
日本センチュリー交響楽団 – Japan Century Symphony Orchestra
飯森範親 – Norichika Iimori (指揮)
録音: 15 June and 11-12 October 2018, Century Orchestra House, Osaka, Centre of Fujimi City ”KIRARI FUJIMI”, Saitama, Japan
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フレデリック・ショパン – Fryderyk Chopin (1810-1849)
4.(05:34)ワルツ第2番 変イ長調 「華麗なる円舞曲」 Op. 34 No. 1
Waltz No. 2 in A-Flat Major, Op. 34, No. 1, “Valse brillante”
5.(05:46)Waltz No. 3 in A Minor, Op. 34, No. 2, “Valse brillante”
6.(02:34)Waltz No. 4 in F Major, Op. 34, No. 3, “Valse brillante”
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モーリス・ラヴェル – Maurice Ravel (1875-1937)
7.(05:40)水の戯れ
Jeux d’eau
ソナチネ
Sonatine
8.(04:04) I. Modere
9.(03:11) II. Mouvement de Menuet
10.(03:41) III. Anime
total(10:56)
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フリッツ・クライスラー – Fritz Kreisler (1875-1962)
11.(04:34)愛の悲しみ (編曲:ラフマニノフ)
Liebesleid (arr. S. Rachmaninov for piano)
12.(06:57)愛の喜び (編曲:ラフマニノフ)
Liebesfreud (arr. S. Rachmaninov for piano)
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カミーユ・サン=サーンス – Camille Saint-Saens (1835-1921)
13.(02:48)Carnival of the Animals: XIII. Le Cygne (The Swan) (arr. L. Godowsky for piano)
編曲 : レオポルド・ゴドフスキー – Leopold Godowsky
酒井有彩 – Arisa Sakai (ピアノ)
録音: 15 June and 11-12 October 2018, Century Orchestra House, Osaka, Centre of Fujimi City ”KIRARI FUJIMI”, Saitama, Japan
ラヴェル:ピアノ協奏曲 酒井有彩 、 飯森範親 、 日本センチュリー交響楽団
数々の国際コンクールでの入賞歴を持ち、2018年現在注目を一身にあつめるピアニスト酒井有彩のファースト・アルバムです。
ラヴェルのピアノ協奏曲を中心とした、パリにゆかりのある楽曲が収められ、酒井の想いがつまったプログラムとなりました。
協奏曲では、表情豊かな音色で、ラヴェルの魅力を陰影深く描き出しています。飯森と日本センチュリー響のしなやかなサポートを得て、彼女の豊かな感性が花開き、輝かしい音色で伸びやかに歌い上げる好演です。
また、ソロでは高い技術と表現力が求められる難曲を美しく奏で、恩師ジャック・ルヴィエに学んだピアニズムが光る演奏。華やかさと抒情を湛えた神秘的な響きを、どうぞお楽しみください。<酒井 有彩>
四天王寺高等学校を卒業後、文化庁新進芸術家在外研修員、明治安田クオリティオブライフ文化財団奨学生として、ベルリン芸術大学を最優秀で卒業。
ヤマハ音楽振興会留学奨学生として、同大学国家演奏家コースを卒業、ドイツ国家演奏家資格を取得。幼少よりコンクール多数入賞。
ピティナ主催福田靖子賞選考会にて優秀賞、ジャック・ルヴィエ特別賞受賞。第8回浜松国際ピアノアカデミーコンクールにてプロミシング・アーティスト賞受賞。
最年少参加にて、第6回堺国際コンクール一般部門第1位受賞。第57回ブゾーニ国際コンクール(イタリア)ファイナルスカラシップ。第65回ジュネーブ国際コンクール(スイス)セミファイナリスト、第84回レオポルド・ベラン国際コンクール(フランス)第1位。
これまでに辰巳千里、武田真理、クラウディオ・ソアレス、ジャック・ルヴィエ、ディーナ・ヨッフェの各氏に師事。
ショパン音楽祭、マコン音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭、NHK FM「リサイタル・ノヴァ」等に出演。ポーランド国立放送交響楽団、大阪交響楽団、日本センチュリー交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、などと共演。
シャネル・ピグマリオン・デイズ アーティスト。大山平一郎氏が芸術監督を務めるMusic Dialogue アーティストとして室内楽にも積極的に取り組んでいる。平成30,31年度(財)地域創造公共ホール音楽活性化事業登録アーティスト。
オクタヴィア・レコード
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