こんにちは、
ともやんです。
コンスタンティン・シルヴェストリは、1913年5月31日、ルーマニアのブカレストに生まれています。
世代的には、カルロ・マリア・ジュリーニ、ギュンター・ヴァントと同世代です。
また同じルーマニア出身のセルジュ・チェリビダッケ(1912-1996)とは1歳違い。
しかし上の3人に比べ短命で1969年に56才で他界しています。
しかも録音もそんなに多くないので、知る人ぞ知るという存在の指揮者ですね。
でも、少ないながらも残された録音には個性的なものが多く、しかも1964年には、来日してNHK交響楽団を指揮しているので、往年のクラシックファンの中にはシルヴェストリと懐かしむ方もいらっしゃるでしょう。
シルヴェストリは、同じルーマニア生まれということは、あのチェリビダッケと交流があったのでしょうか?
シルヴェストリ自身は、1946年にブカレスト・フィルハーモニー管弦楽団に迎えら、ルーマニア国内からのスタートでした。
チェリビダッケは、その頃、もうベルリンフィルを振っていたので、二人の出会いはどうだったのでしょうか?
ちょっと興味ありますね。
シルヴェストリの名盤 チャイコフスキー交響曲第5番
ピョートル・チャイコフスキー(1840-1893)
交響曲第5番 ホ短調 作品64
Ⅰ(16:03)Andante-Allegro con anima
Ⅱ(13:39)Andante cantabile con alcuna licenza
Ⅲ(05:57)Valse;Allegro moderato
Ⅳ(11:21)Finale;Andante maestoso-Allegro vivace
コンスタンティン・シルヴェストリ指揮
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1957年2月21日&22日
ルーマニア、ブカレスト出身の指揮者シルヴェストリ。
EMIでの全録音を15枚組ボックス・セットに収録しています。
チャイコフスキーの後期三大交響曲もフィルハーモニア管との名演で収録されています。
さて、今回ご紹介するチャイコフスキーの第5交響曲。
チャイコフスキーの曲では、バイオリン協奏曲と並んでもっとも好きな曲です。
なんと言ってもチャイコフスキーの交響曲の中では、ロマンティックで、それに加え力強さと明るさがあるからです。
さて、シルヴェストリの表現は、ロマンチックで濃厚、特に第2楽章は深情けとでも言いましょうか、たっぷりと情を込めて聴かせてくれます。
そして、終楽章は、待ってましたばかりに劇的な表現で盛り上げてくれます。
かなり芝居がかっていますが。
チャイコフスキーはこれくらいじゃなくっちゃ、
て感じで楽しませてくれます。
コンサートで聴けば、間違いなくブラボーの嵐は確実です。
シルヴェストリ ドヴォルザーク交響曲第8番もいい!
アントニン・ドヴォルザーク – Antonin Dvo?ak (1841-1904)
交響曲第8番 ト長調 Op. 88, B. 163
Symphony No. 8 in G Major, Op. 88, B. 163
1.(09:57) I. Allegro con brio
2.(10:20) II. Adagio
3.(06:52) III. Allegretto grazioso – Molto vivace
4.(09:09) IV. Allegro ma non troppo
total(36:18)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 – London Philharmonic Orchestra
コンスタンティン・シルヴェストリ – Constantin Silvestri (指揮)
録音: 1957
ドヴォルザーク: 交響曲第8番 コンスタンティン・シルヴェストリ
先にご紹介しているCDセットは現在(2024年8月16日)廃盤状態です。
多くのシルヴェストリの名演が、廃盤状態なのは悲しいですが、現役盤で素晴らしいと思ったロンドン・フィルとのドヴォルザークの交響曲第8番もご案んしておきます。
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