クレンペラー ベートーヴェン 交響曲全集 ウィーン芸術週間ライブ

目安時間:約 6分
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クレンペラーのベートーヴェン交響曲全集

 

ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)

 

交響曲第2番 ニ長調 作品36

交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」

 

 

オットー・クレンペラー指揮

 

フィルハーモニア管弦楽団

 

1960年5月29日ウィーン楽友協会大ホール(ライヴ)

 



クレンペラー&フィルハーモニアのベートーヴェン

 

ウィーン芸術週間出演のため、

 

手兵フィルハーモニア管弦楽団を

 

率いてウィーンを訪れたクレンペラーは、

 

体調も絶好調だったようで、

 

ベートーヴェンの連続演奏会を大成功に導きました。

 

 

 

初日の5月29日には、得意の『英雄』と第2番ほかを演奏。

 

 

 

この日は同じ楽友協会大ホールで、

 

昼間にはブルーノ・ワルター指揮ウィーン・フィルにより、

 

マーラーの4番と『未完成』が

 

演奏されたという記念すべき日で、

 

情緒豊かなワルターの演奏会に対して、

 

 

 

クレンペラーの演奏会は、

 

聳え立つようなスケールと

 

力強さで迫る『英雄』など対照的なものだったそうです。

 

 

また、この演奏会を当時、会場で聴いていた

 

作曲家で指揮者の外山雄三氏は、

 

「指揮はクレンペラーですばらしかった。

フィルハーモニアというのも我々がレコードで聴くのと全く同じ音ですよ。

非常に艶がある。ツヤツヤしている。あんな艶のあるオーケストラは聴いたことがない。

それにアンサンブルが完璧です。クレンペラーは非常に偉大な人格だから、かれの人間でもって非常にすばらしい演奏になるのです」
(レコード芸術 昭和35年8月)

 

と激賞していました。

 

 

 

ただ残念なのは、1960年という時代にもかかわらず、モノラル録音です。

 

でもご紹介するCDは、楽器のバランスも良くビビりもなく音質もクリアで、

 

木管楽器の表情も良くとらえていると思います。

 




 

ベートーヴェン交響曲第2番ニ長調

 

第2番は、

 

75才のクレンペラーが、

 

若々しいフレッシュな演奏を

 

展開しているのに心が打たれます。

 

 

 

颯爽としたテンポで生き生きとして

 

躍動感溢れる演奏は、

 

演奏者を伏せて聴くと

 

クレンペラーとは思えないくらいです。

 

ベートーヴェン交響曲第3番変ホ長調“英雄”

 

第3番英雄は前年のスタジオ録音では、

 

内省的な印象を受けた英雄も

 

少し速めテンポで、

 

活気あふれる雄渾な

 

演奏を展開しています。

 

 

 

出だしは比較的素っ気ないですが、

 

少しずつテンションが上がって行って

 

徐々に入魂の演奏になっていきます。

 

 

何と言っても内声部の活発な動きも

 

よく捉えられていて聴いていて本当に引き込まれますよ。

 

 

クレンペラーファン必聴の名演・名盤です。

 




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