作曲家の吉松隆氏のトークショーを聴きに昨年6月ごろ神保町に行ってきました。
ロシア文学者の亀山郁夫氏が、
ショスタコービッチに関する
「ショスタコーヴィチ 引き裂かれた栄光」
を出版されたことを記念して開催されたトークショーでした。
吉松氏は、僕より少し年上の太目で髭を蓄えられ、温厚そうな方でした。
でも時折眼鏡の奥の目に鋭さが垣間見え、ただものではないなという感じの方でした。
トークショーは、ショスタコービッチについてなので、
僕にとってはショスタコービッチの人柄など新しい発見があり、楽しいトークショーでした。
最後に購入した「ショスタコーヴィチ 引き裂かれた栄光」に亀山氏のサインを頂いて帰ってきました。
吉松隆 交響曲第2番「地球にて」ギター協奏曲「天馬効果」朱鷺によせる哀歌
吉松隆 – Takashi Yoshimatsu (1953-)
交響曲第2番「地球にて」 Op. 47
Symphony No. 2
1.(16:19) I. Dirge from the East: Adagio – Allegro molto – Moderato
2.(08:57) II. Requiem from the West: Moderato
3.(07:00) III. Canticle from the South: Moderato
total(32:16)
BBCフィルハーモニー管弦楽団 – BBC Philharmonic Orchestra
藤岡幸夫 – Sachio Fujioka (指揮)
===============================
吉松隆 – Takashi Yoshimatsu (1953-)
ギター協奏曲 「天馬効果」 Op. 21
Guitar Concerto, Op. 21, “Pegasus Effect”
4.(10:10) I. Bird: Allegro
5.(08:47) II. Flower
6.(04:42) III. Wind: Allegro
total(23:39)
クレイグ・オグデン – Craig Ogden (ギター)
BBCフィルハーモニー管弦楽団 – BBC Philharmonic Orchestra
藤岡幸夫 – Sachio Fujioka (指揮)
===============================
吉松隆 – Takashi Yoshimatsu (1953-)
7.(12:40) 朱鷺によせる哀歌 Op. 12 7.
Threnody to Toki, Op. 12
BBCフィルハーモニー管弦楽団 – BBC Philharmonic Orchestra
藤岡幸夫 – Sachio Fujioka (指揮)
吉松隆:交響曲第2番「地球にて」/ギター協奏曲「天馬効果」/朱鷺によせる哀歌(オグデン/BBCフィル/藤岡幸夫)
素晴らしく美しい音楽です。特に交響曲2番の第2楽章が素敵です。一瞬の静寂の中でのドラマを感じさせる、心のオアシスを感じます。他の曲もまるで色彩鮮やかなプラズマを見ている様なイマジネーションを感じさせられます。感動しました。
ナクソス・ミュージック・ライブラリーのレビューより
吉松隆の交響曲第2番はアジア的音響、西洋的和声、そしてラテン的なリズムまで、グローバルな音楽の要素が多彩に入り混じりつつ沈思から高揚に至るまで現代的な感覚で心地よく聞かせます。ヴィラ=ロボスの協奏曲を想起させる(でもずっと壮大かつ華やかにした感じの)ギター協奏曲も色鮮やかかつ抒情的でで秀逸です。「哀歌」も多彩な陰影が美しいと思います。
ナクソス・ミュージック・ライブラリーのレビューより
コメント