こんにちわ、
ともやんです。
ベートーヴェンの16曲の弦楽四重奏曲の中で、僕が一番カッコいいと思うのは、第7番『ラズモフスキー第1番』です。
カッコいいと言う俗な言い方での表現は失礼かもしれませんが、本当にそのカッコ良さに痺れるのですから仕方ないです。
出だしから、交響曲第3番“英雄”を彷彿とさせる主題は、わぁー!と心を鷲づかみされるような快感を感じてしまいます。
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第7番”ラズモフスキー第1番”
ベートーヴェン(1770-1827)
弦楽四重奏曲 第7番 作品59-1『ラズモフスキー第1番』
アルバン・ベルク四重奏団
ギュンター・ピヒラー(第1バイオリン)
ゲルハルト・シュルツ(第2バイオリン)
ハット・バイエルレ(ビオラ)
ヴァレンティン・エルベン(チェロ)
1979年録音
※70年代の全集
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲の録音となると、四重奏団を結成したからには、
達成したい夢または目標だと思います。
それはプロ野球選手ならオールスターに出場したい、高校野球球児なら甲子園に出たい、と同様にプロの四重奏団なら目標にしないプレイヤーはいないと思います。
いままでどれだけの四重奏団が全曲録音したのでしょうか?
全曲録音するには、自分たちだけの希望だけではダメで、商業ベースに乗るかもどうかレコード会社との思惑も絡んできますから、当然、実力と人気を兼ね備えないと実現しないのですから、達成すれば大変な偉業と思います。
そんな苦労も知らないで、家の寛ぎながらコーヒーを飲みながら、このAという団体よりBがいいんじゃない、と褒めたりけなしたりと音楽ファンは、勝手なものです。
でもそんな楽しみ方の多数が、音楽業界を支えているのですから、人気商売と言うのも大変な世界です。
ベートーヴェン弦楽四重奏曲のライブラリー
僕の現在のライブラリーでは、3つの団体の演奏が聴くことができます。
交響曲に比べれば大分少ないのいですが、これから増やしたいですね。
上記のアルバン・ベルク四重奏団に加え、ジュリアード四重奏団とエマーソン四重奏団です。
どの団体の演奏も良いですが、好みから言うとアルバン・ベルクかな。
次にエマーソン、そしてジュリアード。
アルバン・ベルクは、ウィーンの団体だけあって音色やウィーンなまりと言うんでしょうか、
ポルタメント的な部分が、得も言えぬ色気を感じさせます。
エマーソンは、ソフトな出だしですが陰影に富んだ表現が素晴らしいし、ジュリアードは、キリッと引き締まったアンサンブルが素敵です。
左:エマーソン四重奏団 右:ジュリアード四重奏団のジャケット
ベートーヴェン弦楽四重奏曲全集 エマーソン弦楽四重奏団(7CD)
※ジュリアード盤は、第7番から第10番の4曲が収録されています。
色んな演奏を聴いて、あーどこーだと言えるのがクラシック音楽ファンの楽しみなんですね。
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