こんにちは、
ともやんです。
ゲオルグ・ショルティは、1912年10月21日ブダペスト生まれ。ユダヤ人の家系に生まれ、リスト音楽院でバルトークやコダーイ、ドホナーニらにピアノ、作曲、指揮を学びました。
つまり今日が109回目の誕生日です。
1936年、37年のザルツブルク音楽祭でトスカニーニのアシスタントをつとめ、38年にブダペストで指揮者デビューしました。
ただ、同年夏ルツェルンにトスカニーニを訪問中に祖国がナチスに占領されたため、スイスに亡命しています。
さて、ショルティは、風貌が武骨でその指揮もあくまで音の精度やリアリティに徹した妥協ないもので、僕などはそのキチキチした感じが、マジンガーZみたいにロボット的に感じて、逆に可笑しくなってしまうのです。
ただ、後年シカゴ交響楽団の指揮者になり世界のトップにまで登り詰めたショルティは、やはり音楽性でも素晴らしいものを持っていたと思います。
なんとなく聴く気がしなかったのですが、以前、シカゴ響との2回目のベートヴェン交響曲全集から第3番「英雄」を聴いた時、おっ!結構いいではないかと感じ、以下の記事をアップしています。
↓
ショルティ ベートーヴェン交響曲全集より”英雄” 悪くない
そこで、今日は誕生日にちなんで、同じ全集から第7番と第8番を聴きました。
おお、やはりいいではないですか。
ぜひ、聴いてみてください。
なお、現代はサブスクによるストリーミングでの楽しめる時代です。
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ショルティ&シカゴ響 ベートーヴェン交響曲全集より第7番&第8番
交響曲第7番 イ長調 Op. 92
Symphony No. 7 in A Major, Op. 92
1.(14:33) I. Poco sostenuto – Vivace
2.(08:20) II. Allegretto
3.(07:03) III. Presto, assai meno presto
4.(08:49) IV. Allegro con brio
total(38:45)
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交響曲第8番 ヘ長調 Op. 93
Symphony No. 8 in F Major, Op. 93
5.(09:11) I. Allegro vivace e con brio
6.(03:58) II. Allegretto scherzando
7.(05:17) III. Tempo di menuetto
8.(07:43) IV. Allegro vivace
total(26:09)
シカゴ交響楽団 – Chicago Symphony Orchestra
ゲオルク・ショルティ – Georg Solti (指揮)
録音:1989年5月(第7番)、10月(第8番)
ベートーヴェン: 交響曲全集(1986-89録音)、《エグモント》序曲、《レオノーレ》序曲第3番<タワーレコード限定>
黄金のコンビ、ショルティ&シカゴ響が成し得たベートーヴェン演奏の最終回答。理想形を築いた80年代の2度目の交響曲全集を5枚組でセット化!
第1回目である1970年代の両者の全集は、世界的に高い評価を受け、当時のマッシヴなシカゴ響サウンドと合わせて、DECCAでのマーラー録音と並ぶこのコンビの代表的録音となりました。
2回目となるこのデジタル録音は、録音開始当時73歳であったショルティが長い録音史の中でも総決算的な位置付けとみなし、あえてベートーヴェンに対しての最終回答、もしくは彼らの全録音の頂点を飾るに相応しい音源をDECCAで残した、とも言えるのではないでしょうか。
戦前から続く重厚長大型のベートーヴェンにかわって、80年代からは特にベートーヴェンの原点回帰的な演奏が拡がるなか、モダン・オケにとっての理想的なベートーヴェン演奏とは、という問いに対し、このアルバムは正面からひとつの重要な回答を行ったとも言えます。
余裕あるテンポでの真摯な演奏であり、現代に通じる完成度の高い技術も見逃せません。20世紀後半に録音された数多くのベートーヴェン:交響曲全集のなかにあっては、録音の秀逸さも含めて優れたセットであることは疑いの余地がありません。
尚、ショルティとシカゴ響のDECCA録音(CDでは100枚超)の中で同じ曲が2回録音されたのは、この全集+2曲の序曲以外ではチャイコフスキーの交響曲第5番やドビュッシーの牧神の午後への前奏曲、海など数えるほどしかありませんでした。
尚、このセットは従来6枚組での収録でしたが、今回は5枚で収録が可能となり、価格面でも非常にお得になりました。今回の復刻では、初出時のオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、ブックレットも初出時のものをカラーで各所に配しています。再発にあたっては、木幡一誠氏による新規の序文解説をブックレットに掲載しました。尚、今回のVintage+plus Vol.27は全7タイトルを発売します。
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