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カザルス&セル ドヴォルザーク チェロ協奏曲

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こんにちは、
ともやんです。

パブロ・カザルス(1876-1973)は、スペイン出身の偉大なチェリストで指揮者です。
また平和運動家として、音楽を通して世界平和を訴え続けました。

僕の信頼する評論家吉井亜彦は、音楽誌に次のように記しています。

多くの指揮者は細部に至るまであれこれ創意工夫を凝らし、綿密な練習をくり返しながら演奏をつくり上げていく。だが、カザルスは、最重要視するのは、まず大きな全体像である。そこに向って、彼は一筆書きのような勢いで一気に進んでいく。その結果、そこには巨木のような存在感をもつ演奏が出来る。

そしてこうした方法は、カザルスのように大きなカリスマ性を持っていないと出来ないとして、現代ではカザルスのようなカリスマ性を持った人がいなくなった、と結んでいます。

2010年1月に出版された本なので、当時は既にチェリビダッケもヴァントも朝比奈も、そしてカルロス・クライバー、ジュリーニも既に他界して個人的にはスクロヴァチェフスキ、ブロムシュテット、プレヴィンあたりがせいぜいカリスマ性を持っていた指揮者かなと思います。

それでもやはりカザルスの偉大さと比べるのは可哀そうかなと感じてしまいます。

1937年60歳になったばかりのカザルスと40歳のセルにより気迫のこもった歴史的演奏がいいです。

非常に丁寧に復刻されているようで、非常に聴きやすくなっています。

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カザルス&セル ドヴォルザーク チェロ協奏曲&新世界より

アントニン・ドヴォルザーク – Antonin Dvorak (1841-1904)
チェロ協奏曲 ロ短調 Op. 104, B. 191
Cello Concerto in B Minor, Op. 104, B. 191

1.(13:35) I. Allegro
2.(10:32) II. Adagio ma non troppo
3.(11:49) III. Finale: Allegro moderato
total(35:56)

パブロ・カザルス – Pablo Casals (チェロ)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 – Czech Philharmonic Orchestra
ジョージ・セル – George Szell (指揮)

——————————-

交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」 Op. 95
Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95, B. 178, “From the New World”

4.(08:36) I. Adagio – Allegro molto
5.(11:34) II. Largo
6.(07:53) III. Scerhzo: Molto vivace
7.(10:38) IV. Allegro con fuoco
total(38:41)

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 – Czech Philharmonic Orchestra
ジョージ・セル – George Szell (指揮)
録音: 1937

ドヴォルザーク: チェロ協奏曲、交響曲第9番「新世界」<完全限定盤> パブロ・カザルス ジョージ・セル チェコ・フィル

過去最高音質で登場!
カザルス+セルの歴史的名盤。ドヴォルザーク:「チェロ協奏曲」、「新世界」

カザルス永遠の名盤にして、今現在も「ドボコン」の頂点として君臨する「チェロ協奏曲」。幾度となく復刻されておりますが、多くの復刻がフィルターがきつすぎる上にエコー付加に違和感があり、最高音質と言われるオーパス蔵盤が入手困難な現況に歓迎されるリリースとなります。

若きセルも巨匠カザルスに一歩も引かず、かなり喧嘩腰のアプローチで盛上げます。カプリングはそのセルがチェコフィルとスタジオ録音した「新世界」です。1937年の秋にチェコフィルはベルギーとイギリスに演奏旅行に出ました。

この際の指揮者はターリッヒではなく若きクーベリックでしたが、ロンドンでの録音セッションにはセルが起用されてこの「新世界」が実現したと言います。厳格で相当なスピード感を持続した緊張感溢れる凄演。

この2年後にヒトラーによってチェコスロヴァキアは崩壊。そんなスリリングな歴史の中での名演です。

大好評の「ワインガルトナーのベートーヴェン全集」同様に良好な盤質のSPを洗浄し再生。一切のノイズリダクション、フィルターを使用せず。イコライジングも最小限度に止め、スクラッチノイズを一つ一つの取り除く作業にてここまでの音質で蘇りました。英日のライナーノート付です。



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