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カレル・アンチェル 悲運に生きたマエストロ

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こんにちは、
ともやんです。

昨日『カレル・アンチェル 悲運に生きたマエストロ』を読み終えました。

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1908年生まれのアンチェルは、カラヤン、朝比奈隆と同い年で共に第二次世界大戦では辛い体験をしましたが、特にアンチェルはユダヤ系だったこともあり、両親と妻と共に強制収容所に送られそこで子供を儲けながら、ナチスの敗色が濃厚になった頃、アウシュビッツに送られ、そこで両親と妻子と死に別れてしまいました。

僕は、アンチェルの録音を聴く前にこの事実を知って衝撃を受け、なかなかアンチェルの演奏を聴くことが出来なかったくらいです。

しかし、その後、少しずつ聴くようになり、いまではもっとも畏敬を抱いている指揮者の一人です。

アンチェルは、戦後チェコフィルを再建し、世界最高のオーケストラに育て上げながら、1968年のソ連軍のプラハ侵攻で、カナダ亡命し、トロント交響楽団の常任指揮者を務めましたが、収容所時代の過労と病気が遠因となり65歳で亡くなりました。

トロントでの活動は僅か4年でしたが、多くの人に愛され、亡くなる3ヵ月前の誕生日には、トロント市長、オンタリオ州知事に加え、当時のカナダ首相トルドー氏からも祝電を受取っったほどでした。

そして1973年7月3日に亡くなった後、トロント市民は悲しみに沈み、「アンチェルの職業は音楽だけではなく、愛だった」と弔辞を送られたほどでした。

ただ、録音に関する限りトロント響とのものは少なく、やはり18年間首席指揮者を務めたチェコフィルとのものが素晴らしいです。

そんなアンチェルとチェコフィルとの全盛期にライブ録音が正規盤で復刻しました。

多少値段は張りますが、その以上の内容です。

僕は、日々知っている曲から少しずつ聴いています。
今日は、大好きなドヴォルザークの交響曲第8番。

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端正でキリリとしたリアリズムな演奏ながら、そこには温かな血が流れているのがわかる感動的な演奏です。

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アンチェル ドヴォルザーク交響曲第8番

アントニン・ドヴォルザーク – Antonin Dvorak (1841-1904)
交響曲第8番 ト長調 Op. 88, B. 163
Symphony No. 8 in G Major, Op. 88, B. 163

1.(09:25) I. Allegro con brio
2.(10:16) II. Adagio
3.(06:15) III. Allegretto grazioso – Molto vivace
4.(09:56) IV. Allegro ma non troppo
total(35:52)

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 – Czech Philharmonic Orchestra
カレル・アンチェル – Karel Ancerl (指揮)
録音: 11 February 1960, Live recording, Czech Republic

カレル・アンチェル&チェコ・フィルハーモニー管弦楽団~ライヴ音源集

これはすごいボックスの登場!第2次世界大戦後のチェコを代表する名指揮者カレル・アンチェルがチェコ・フィルハーモニー管弦楽団を振った未発表ライヴ音源(1949年~1968年)ばかりを集めた15枚組がスプラフォン・レーベルからリリースされます(1949年録音のイェジェクの作品のみプラハ放送交響楽団)。



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